悪口を伝えてくる人への対処法

日本では悪口を直接言う人は少なく、ほとんどの悪口は陰口と呼ばれている間接的な悪口です。

欧米では直接非難するのが一般的なので、日本は世界的に見ると特殊なのかもしれません。

玉虫色の解決方法が好きな日本人は、自分と考え方や意見が違う人に対してはっきりとそれを指摘することをしません。

指摘しても無理矢理意見を変えることはできない、むしろ関係を悪くするだけ損だという考え方なのかもしれません。

しかし、このようにわざわざ直接言わないようにしている陰口を相手に伝えてしまう人もいます。

今回は悪口を伝えてくる人への対処法を考えてみましょう。

なぜ悪口を本人に伝えるのか

人が言っていた悪口を悪口の対象者に告げ口する人には、いろいろなタイプの人がいます。

どんな心理や理由で悪口を伝えるのか考えてみましょう。

人の不幸が好き

日本では悪口を直接相手に言うということはほとんどありませんね。

なぜかというと直接悪口を言ってしまうと、その後の人間関係に支障が出る、あるいは悪口を言ったときに言い返されてケンカになるのが嫌といった理由があります。

つまり人間関係を壊したくないけれども、我慢することもできないときに陰口をたたくのです。

しかし、中には悪口を言われたときの相手の表情を見るのが楽しいという人もいます。

そのタイプの人は他の人が言った悪口をわざわざ本人に伝えて悔しがったり怒ったりしているところを見て楽しみます。

他人の不幸は蜜の味ということわざ通りの行動をする人です。

このタイプの人はそもそも他の人が言った悪口だと言っていますが、自分から悪口を言うように仕掛けている可能性もあります。

また、単に悪口を伝えるだけでなく、人間関係を壊す目的を持って告げ口をする人もいます。

悪口を言われたときの表情だけではなく、悪口を言った人とその対象者の人間関係が悪化するのを見て楽しんでいるのです。

このタイプの人は二人の間を行ったり来たりして、悪口を伝えることでより人間関係を悪くしようとします。

自分が言いたかった悪口を間接的に言う

第三者が悪口を言っていたという形を取ってはいますが、実は自分が言いたかった悪口を伝えているというケースもあります。

自分が直接悪口を言ってしまうと人間関係が壊れる可能性があるので、第三者の言葉として伝えているのです。

自分も言いたいことを言える上に、人のせいにできるので一石二鳥と考えています。

このケースには2種類あってただ悪口が言いたいだけの場合と、友人などに対してアドバイスをするための手段として言っている場合があります。

後者の場合は、「こんな悪口を言われているけれど、第三者にはそう思われているから気を付けなさい」という気持ちが込められています。

なら、伝えてくる内容はそのおばさんからしても治した方がいいと思っている事なのでしょうに、なんでわざわざ○○さんが言っていたと付け加えるのでしょうね。

陰口を本人に伝える人について一緒に仕事をしているおばさんが何かあるごとに「言っ… – Yahoo!知恵袋

黙っていられない

悪口を本人に伝えることに何の意図も思惑もなく、ただ単に秘密を抱えていられない性格のために、本人に告げ口してしまうタイプの人もいます。

「ここだけの話」や「この話知ってる?」「聞いて聞いて」から会話が始まる人の大半はこのタイプと考えていいでしょう。

口が軽くて黙っていられないタイプの人ですね。

軽い感じで自分の悪口を伝えてくる人は、反対に自分が言った悪口も必ず相手に伝えるので注意しましょう。

気に入られたい

自分が陰口を言った張本人なのに、わざわざ悪口の対象者に陰口を伝える人はいないでしょう。

少なくてもほとんどの人はそう考えます。

そのため、自分の悪口を言っている人がいたと言うことを伝えてくる人は、悪口には参加していなかったんだろうとほとんどの人はそう考えるでしょう。

陰口を伝えてくれたことに感謝する可能性はあっても、張本人だとは思わないのが普通です。

しかし、この考え方にははっきりとした根拠はありません。

陰口の張本人が本人に対して告げ口をする可能性もあるからです。

しかし、一般的には悪口を伝えてくれた人に対しては好意的に考える人が多いので、その心理を利用して自分を気に入ってもらいたいと考える人もいます。

特定の人と仲良くなりたいために、悪口を言われていたことを伝えるのです。

まとめ

黙っていれば本人には伝わらない悪口をわざわざ報告する人には、様々な思惑や心理があります。

何も考えていない人や、自分のため、相手のためを思っている人などいろいろですね。

しかし、大事なのは結局その悪口を聞いたときに自分がどのように反応するかです。

直接でなくても間接的にでも、悪口への対処方法は常にあまり気にしないと言うことが大切です。

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