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自己標的バイアス


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:35 JST

 

自己標的バイアスとは

自己標的バイアスとは、心理学者のアラン・フェニングスタインが提唱したバイアスで、自分が実際よりも周囲から注目を集めていると感じてしまう心理傾向のことです。

いわゆる、自意識過剰や被害妄想のことですが、特に思春期の未成年に多く見られます。

自分自身の立場で考えてみると自分は周囲の人をそれほど気にしていないにも関わらず、自分自身は注目されていると感じてしまうのが自己標的バイアスです。

自己標的バイアスにかかると、職場で周囲の人が話をしているだけで、自分のことを噂しているのではないか、自分は嫌われているのではないかと考えてしまいます。

こんなときは反対に周囲の人に好意を示したり、親切にしたりすることで嫌われているかもしれないという気持ちを払拭することができます。

人は親切にされると親切を返したくなる 返報性の法則という心理を持っています。

そのため、実際に嫌われていたとしてもあえて好意を示すことで、相手からも好意を持たれる可能性が高くなります。

そうなれば、嫌われているかもしれないという気持ちもなくなり、周囲で話をしていても気にならなくなります。

 

 

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