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ジャムの法則


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:35 JST

 

ジャムの法則とは

ジャムの法則とは、1995年にコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授が発表した法則です。

人間の選択肢に対する行動に関して検討できる選択肢が増えると、反対に選択が難しくなるという法則になります。

ジャムを使って下記の実験を実施した結果導き出された法則なので、ジャムの法則と呼ばれています。

ジャムの種類が違う2つのグループで、実際にジャムの試食をした人数とその後ジャムを購入した人数を計測しました。

    A) 24種類のジャムを用意したグループ
    B) 6種類のジャムを用意したグループ

結果は、下記のとおりで試食した人数が多かったのはAでしたが、実際に購入した人数はBがAの10倍になりました。

    A) 24種類
試食をした人の割合……60%
試食後に購入した割合……3%
全数の購買率……1.8%

    B) 6種類
試食をした人の割合……40%
試食後に購入した割合……30%
全数の購買率……12%

つまりAのグループでは興味を示しても、数が多すぎて選べず購入に至らなかったのです。

人間が選べる選択肢には限りがあり、それを超えてしまうと選択しないという結果になることがわかりました。

 

 

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