トップページへ

ヤマアラシのジレンマ


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:09 JST

ヤマアラシのジレンマはドイツの哲学者のショーペンハウアー(ショーペンハウエル)の寓話のタイトルです。

寓話の内容は以下のとおりです。

「ある冬の寒い日、ヤマアラシは暖を求めて集まりました。ところが互いの針が刺さるので、あわてて離れました。でも、やっぱり寒いからと近づくと、また針が刺さります。そんなことを繰り返しているうちにちょうどよい距離を見つけることができました。」

実際のヤマアラシは暖をとるときには針のない頭を寄せ合うので、寓話のようなことは起こりませんが、もちろんこれは人間にたとえた寓話になります。

人間関係もお互いに適度な距離をとりながら行うことで、ちょうどよい関係を保つことができるというたとえです。

ヤマアラシというたとえを考えると、むしろ敵対関係にある人とは距離感を一定に保つ必要があるとも解釈できます。

 

 

 

■あわせて読みたい
1 ハインリッヒの法則
2 イエスセット
3 フォールス・コンセンサス効果(偽の合意効果)
4 ベンフォードの法則
5 クラスター錯覚
6 スタンフォード監獄実験
7 厳格化傾向
8 クレスピ効果
9 72の法則
10 社会的アイデンティティ
11 寛大効果
12 2分ルール
13 プライミング効果
14 自動化バイアス
15 バーナム効果
16 アロンソンの不貞の法則
17 スモールステップ
18 ジンクピリチオン効果
19 教師期待効果
20 スパイト行動

 

■マイナー心理学用語