人生脚本

人生脚本とは、心理学者のエリック・バーンが提唱した心理学の理論のことで、同じくバーンが提唱している人間の性格分析を行うための「交流分析」の中でも重要視されています。

人は幼少期に親の影響によって無意識のうちに自分の生き方を決定し、そのとおりに行動するというのが人生脚本です。

人生脚本の禁止令とドライバー

子供の頃に親から「〇〇してはいけません」と言われた経験がある人は多いはずですが、その言葉は「禁止令」として人生脚本に大きく影響します。

直接的に禁止されなかったことでも、親の言動によってしてはいけないと感じたことも禁止令となります。

また、「〇〇しなさい」「〇〇でなくてはいけない」と言った言葉はドライバーと呼ばれ、禁止令とともに人生脚本の要素となっています。

代表的な禁止令・ドライバーは以下のとおりです。

    • 存在してはいけない
親から虐待を受ける、異体され続けて育つと、自分は生きていてはいけない存在だと思うようになりそれが人生脚本になります。
    • 男(女)ではいけない
小さい頃に親が「本当は女の子が欲しかった」というのを聞き続けていると、無意識のうちに女っぽい男になることもあります。
    • 健康であってはいけない
普段は厳しくしつけている親が病気のときだけ急に優しくなると、健康でいることはいけないというのが人生脚本になります。
    • 役に立たなくてはいけない
親の手伝いをしたときだけ褒められていると、何か役に立たないと自分の存在価値がないと思うようになり、自分以外の人間の役に立つことが人生脚本となります。
    • 完璧でなくてはいけない
自分の兄弟に優秀な人間がいて小さい頃から比較され続けていると、その兄弟が完璧でなくても自分と比べて完璧な人間に見えてしまいます。
その結果、完璧でなくては認めてもらえないと考えてしまい、それが人生脚本になります。