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ストライサンド効果


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:33 JST

 

ストライサンド効果とは

ストライサンド効果とは、検閲や削除をしようとすると、その情報が大量に拡散してしまうインターネット上の現象のことです。例えば、写真、数値、ファイル、ウェブサイトを検閲しようとすると(訴訟によるものも含む)、ファイルやウェブサイトの複数のコピーがミラーサーバーや ファイル共有ネットワークを通じて出現することになります。

ストライサンド効果のストライサンドは歌手のバーブラ・ストライサンドが由来です。

バーブラ・ストライサンドが2003年に私生活に関する情報(マリブの邸宅の航空写真)の公開を裁判で差し止めようとした結果、問題の情報が広く知られるようになったことから名付けられた効果でになります。

パイロットとカメラマンがカリフォルニアの海岸沿いの数カ所を飛び回り、質の高い航空写真を撮影しました。
2人の意図は、これらの画像の一部を専門のネットワークに掲載することでしたが、写真の中に有名な歌手バーブラ・ストライサンドの家が写っていました。

ここまでは多かれ少なかれ普通のことなのですが、その後がそうもいかなくなりました。この画像が公開されたことを知ったストライサンドは、この動きをプライバシーの侵害と解釈し、同ポータルサイトに撤回を要求しました。
その結果、何もしなければ日々ネットワークの網を揺らす情報の波の中で全く気付かなかったであろう情報が注目され、何十万人もの人が意図せずしてバーバラ・ストライサンドの家を知ってしまったのです。

 

 

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