外発的動機付けと内発的動機付け

外発的動機付けとは、行動の原因が外からの刺激によるもので、主に人為的な賞罰や評価、強制などのこと言います。

内発的動機付けとは、行動原因が自分の内部から発生するもので、たとえば興味・関心や意欲等が挙げられます。

動機付けは英語のmotivationを訳したもので、行動を起こすきっかけや原因、要因のことを言います。

日本では、カタカナで「モチベーション」と表記することも少なくありません。

外発的動機付けのメリット・デメリット

外発的動機付けは企業内で社員に対して行ったり、親が子供に対して行ったりすることが多い動機付けです。

いわゆる「アメとムチ」や「賞罰」が代表的な外発的動機付けになります。

そのメリットとしては以下のものがあります。

    • 簡単な方法で動機付けができる
    • 短期間で効果が表れる

アメが嫌いな人もムチが好きな人もほとんどいないことから、賞罰による外発的動機付けはシンプルで効果がある方法です。

さらに、外発的動機付けを与えられた側は、自分にとってのメリットやデメリットがはっきりと分かるので、行動を始めるのにそれほど時間がかからず結果も早く出やすいメリットがあります。

これに対して外発的動機付けには以下のデメリットもあります。

    • コストがかかる
    • 効果が短期的になる
    • 基準よりも上の効果が見込めない

インセンティブ(アメ)を外発的動機付けとした場合は、コストがかかることがデメリットになります。

多くの社員を抱える企業ほどインセンティブにかかる費用が大きくなるからです。

また、外発的動機付けにはどうしても慣れが生じてしまうため、効果が長続きしないことも大きなデメリットです。

インセンティブを外発的動機付けにする場合は、インセンティブを与えるための目標を設定する必要があります。

この場合、目標を大きく超えてもインセンティブが多くならないので、大きく目標を越えようとする意欲がなくなります。

設定した目標を段階的に増やして行けばこのデメリットは解決できますが、今度はコストが掛かりすぎるデメリットが発生します。

内発的動機付けのメリット・デメリット

内発的動機付けは、アメやムチがなくても自発的に行動を起こすことで、その動機には興味や好奇心などの関心と、そこから派生するやりがいや達成感があります。

一般的なゲームには報酬はありませんが、夢中になってゲームをするのはこうした内発的動機付けがあるからです。

たとえば、動機付けが全く違っていても結果として同じことをしている場合があります。

儲かるからゲーム開発をするのは外発的動機付けですが、子供が喜ぶから、ゲームを作るのが楽しいからゲーム開発をする場合は内発的動機付けになります。

内発的動機付けにはどのようなメリット・デメリットがあるのかを見てみましょう。

まずは、内発的動機付けのメリットは以下のとおりです。

    • 行動自体が目的になるので長続きしやすい
    • 目標を達成しても自発的に次の目標を設定できる

知的好奇心や興味が原動力になると、行動そのものが目的となるため集中力がまして長続きします。

また、外発的動機付けでは目標を超えるような結果は得られにくいですが、内発的動機付けは一定の目標を達成してもさらに目標を設定して続けることが可能です。

これに対して内発的動機付けのデメリットは以下になります。

    • 個人差がある
    • 短期的な効果が出にくい
    • 共通の動機付けが難しい

内発的動機付けは個人の興味や関心が大きな原動力となるので、基本的に効果や継続については個人差が大きくなるのがデメリットです。

また、興味を持ち始めるところから始まるので、長続きはしますが習熟するまでには時間がかかることが多く短期的な効果が期待できません。

さらには、動機付け自体も個人差があるので、共通したメソッドを作るのが難しく汎用性に乏しいのもデメリットの一つです。