更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:19 JST
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、対象者に何度も接触することで、相手からの好感度を高くしたり印象を良くしたりできる心理効果のことです。
単純な接触回数で効果を発揮するので、単純接触効果とも呼ばれています。
ザイオンスはこの効果を発表した心理学者の名前です。
ザイオンス効果が発生する条件
ザイオンス効果は接触回数だけでほとんど効果を発揮しますが、それでもいくつかの条件や注意点があるので、意図的に利用する場合には注意しましょう。
ザイオンス効果ではマイナスのイメージがある場合は、何度接触してもプラスに転じることがなく逆効果になってしまいます。
つまり人から好感度を得るには第一印象で少なくても、普通以上の印象を与える必要があります。
また、ザイオンス効果は接触回数が多いほど効果がありますが、1日の接触回数が10回以上になるとそれ以上好感度が上がることはありません。
ただし10回以降も好感度は維持するので下がることもありません。
ザイオンス効果の事例
マーケティングの世界でもザイオンス効果は最大限に活用されています。
たとえば割引セールなどの告知は1ヶ月前から宣伝しはじめて徐々に回数を増やしていきます。
そして、セールの直前にはザイオンス効果が十分に発揮できるくらいの広告回数に達するようにします。
インターネットなどの発達によって、ザイオンス効果を効率よく発揮できるようになったことも、マーケティングで活用されるようになった原因のひとつでしょう。
ブログやSNSへの投稿、メールマガジンの発行など複数のメディアから情報を発信することで、十分な回数の露出が見込めます。
ザイオンス効果が発生するには10回以上同じ人の目に触れないといけませんが、広告や宣伝では回数を計測できません。
そのため、あらゆる方法で露出を増やしていくことが重要となります。