青い鳥症候群

青い鳥症候群はメーテルリンクの童話「青い鳥」が元になっています。

童話青い鳥ではチルチルとミチルが幸せを呼ぶという青い鳥を探しに旅に出ますが、結局は自分の身近なところに青い鳥がいたという内容です。

童話の解釈としてはかなわない夢を見るよりは身近な幸せを求めようというものです。

しかし、これと反対に現状よりももっと良くなるはず、もっといい人が現れるはずと考えて現状に満足しない考え方をすることを青い鳥症候群と呼んでいます。

青い鳥症候群は正式には心理学用語ではなく、世俗的な心理学用語という扱いになっています。

青い鳥症候群になりやすい人の例

どんな人が、青い鳥症候群に陥りやすい人のか、具体定期な例を挙げてみましょう。

完全主義者の人

完全主義者と呼ばれる人は、青い鳥症候群に陥りやすいと言えます。

自分も含めて自分に関することすべてが完璧でなければすまない性格なので、自分が完璧だと納得するまで満足がいきません。

そして理想そのものが高いのでいつまでを青い鳥を追いかけることになります。

現状に満足していない人

周りから見ると十分に幸せに見える人でも、現状に満足しない青い鳥症候群の人がいます。

たとえば、常に転職を考えている人や恋人がいるのに新しい出会いを求める人などがそうです。

職に就けない人や恋人がいない人から見れば、十分満足していいはずですが、青い鳥症候群の人は現状に満足せずに常に転職や新しい出会いを求めています。

不満を持ちやすい人

いわゆる三日坊主の人も青い鳥症候群と言えます。

三日坊主の人はすぐに不満を抱えやすい性格なので、少し上手くいかないとすぐに諦めてしまい投げ出します。

我慢することができないので、常に新しいものに向かっていっては投げ出してしまう、ということを繰り返しています。

青い鳥症候群に陥る原因

青い鳥症候群に陥る原因にはどのようなものがあるでしょうか。

自己肯定感が低い

自己肯定感が高く自分に自信がある人は、ある程度自分や自分の行動には満足がいくので、青い鳥症候群にはなりにくいはずです。

青い鳥症候群になりやすい人は現状に満足できない人だからです。

反対に自己肯定感が低いと自分の行動に満足いかなかったり、不安を感じたりするので青い鳥症候群に陥りやすくなります。

他人との比較

自分を他人と比較すると青い鳥症候群になりやすい傾向があります。

自分は自分と考えて他人と比較しない人は、自分に自信がある人です。

これに対して自分と他人を比較する人は、自分に自信がなく他人に嫉妬心を抱いたり、うらやましがったりします。

他人と比較することが青い鳥症候群になりやすいのです。

親の影響

幼少期の親の教育による影響も、青い鳥症候群の原因となることがあります。

一般的には子供はほめて育てる親が多いですが、ほとんどほめられずに育てられると、自己肯定感が低くなります。

子供の頃にいくら頑張っても親に「もっとできるはず」「満足しないでもっと頑張りなさい」といわれ続けてきた子供は、大人になっても満足することに罪悪感を抱いてしまいます。

そのため親の教育やしつけの影響で青い鳥症候群になる人もいるのです。

青い鳥症候群の対処法

自分が青い鳥症候群に陥っていると感じたら、そこから抜け出すために以下のことに気を付けてみましょう。

完璧さを求めない

まずは完璧さを求めないことです。世の中には完璧なものはなく、まして完璧な人は存在しないということを心に刻み込みましょう。

いわゆる天才と呼ばれている偉人の伝記などを読めば、数々の失敗をしたり、間違いを犯したりしていたことに気付くでしょう。

天才でさえ不完全なのに自分に完璧さを求めるのは馬鹿馬鹿しいと感じるはずです。

自分を愛すること

青い鳥症候群の人は自分に不満足していることが原因で、常に上を目指すという行動を取ります。

つまり不完全な自分を嫌っているから、ということもできます。

そのため、まずは不完全な自分でも愛すること、不完全さに満足することで青い鳥症候群から抜け出しましょう。

完全でも不完全でも自分を捨てることはできないのですから、現状の自分を認めてしまえば青い鳥症候群から抜け出す第一歩になります。

小さな幸せを見つける

青い鳥症候群の人は大きな満足を得ることを目標にしてしまうので、なかなか満足ができずに次を求めてしまいます。

しかし、人間には必ず心地良いと感じることや時間帯、環境などがあるはずです。

そんな小さな幸せに満足する心を持ってみましょう。

もちろんより上を目指す向上心も大切ですが、現状に満足する気持ちもそれ以上に大切です。

まずは、現状の中で満足できるものを見つけましょう