トップページへ

セレクティブ・メモリー


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:15 JST

 

セレクティブ・メモリーとは

セレクティブ・メモリーとは、日本語では「選択的記憶」と訳され、人の記憶は都合よく修正されることを言います。

心理学用語には「頻度錯誤」と呼ばれている認知バイアスがありますが、何かを意識するとそれに関連した情報だけを集めてしまうというバイアスです。

この頻度錯誤はセレクティブ・メモリーの働きによって生じる認知バイアスと言うことができます。

セレクティブ・メモリーの例

たとえば、自分や誰かの誕生日を意識したときに、それ以降その数字が目に付くようになったという経験は誰にでもあるでしょう。

これは周囲にその数字が急に増えたのではなく、意識したためにその数字が目に付いてしまったと言うことなのです。

自分では意識せずにふと目に付いたと感じているかもしれませんが、実際は無意識のうちのその数字を探していると言えます。

しかも、数字は10種類しかない上に身の回りには数字があふれているので、特定の数字が見つけることはそれほど難しいことではありません。

 

 

■あわせて読みたい
1 ストライサンド効果
2 モデリング
3 ベターリッジの見出しの法則
4 締め切り効果
5 集団心理
6 サーノフの法則
7 戦うか逃げるか反応
8 自己成就的予言
9 スキットの法則
10 同情論証
11 快楽の踏み車
12 外発的動機付けと内発的動機付け
13 文化的自己観
14 ハイダーのバランス理論
15 カリギュラ効果
16 インタビュー効果
17 自己保存
18 5:25の法則
19 楽観主義バイアス
20 ベンフォードの法則

 

■マイナー心理学用語