トップページへ

幸福恐怖症


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:36 JST

 

幸福恐怖症とは

幸福恐怖症とは、潜在意識の中で自分は幸せになってはいけないというブロックが働き、幸福になることに罪の意識や恐怖を感じてしまう症状です。

幸福恐怖症は病気や疾患ではなく、無意識の中にある不合理な恐怖であるため、明確な定義も存在しません。

しかし、不安障害のひとつとも考えられ、うつ病との類似性も指摘されています。

幸福恐怖症の特徴

幸せに恐怖を感じる人には以下の特徴があります。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低いと、こんな自分が幸せになって良いわけがないと考えてしまい、幸せになることにブレーキをかけるなど幸福恐怖症に陥りやすくなります。

完全主義者

完全主義者は限りなく上を目指すため、幸せを感じるには早すぎると常に思ってしまい、意識的に幸福感を遠ざけてしまいます。

また、自分よりも周囲や他者への貢献を優先する傾向にあり、自分の幸福を後回しにする傾向も強いのが完全主義者です。

自己成就予言

話すのが苦手な人は人前で話すときに緊張してしまい、うまく話すことができなくなり、ますます話すのが苦手になります。

自分はこうなってしまうのではないかと自分で予想したことが現実になることを自己成就予言と言いますが、失敗を意識しすぎると悪い方に進んでしまいます。

幸せは長く続かないと自分で予言してしまうと、本当にそうなってしまいそれが恐怖の原因にもなります。

優れた人格者

優れた人格者であるほど自分よりも他人の幸せを優先させてしまうので、自分が幸せになることに罪悪感を覚えてしまいます。

つまり、不幸な人はたくさんいるのに自分だけ幸せになってしまうことに躊躇してしまうのです。

 

 

■あわせて読みたい
1 返報性の法則
2 エクスプレッシブ・ライティング
3 間欠強化
4 シャクターの実験
5 ジャーナリング
6 サトルクエスチョン
7 課題の分離
8 感情の井戸
9 価値(観)フィルタバイアス
10 鏡の法則
11 アビリーンのパラドックス
12 スマイル・ノッド・カップリング
13 誕生日のパラドックス
14 行動科学
15 ポモドーロ・テクニック
16 ゴールデン・サークル理論
17 ドリームキラー
18 寛大効果
19 ギャンブラーの誤謬
20 ステレオタイプ

 

■マイナー心理学用語