更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:00 JST
90:90の法則とは
90:90の法則とは、コンピュータ・プログラミングにおいて、「コードの最初の90%が開発時間の90%を占め、残りの10%に、さらに開発時間の90%がかかる」という法則です。
これを提唱したのはベル研究所のトム・カーギルですが、法則では開発時間が合計で100%ではなく180%になっています。
これはプログラムの開発が予定どおりに完成せず、常に遅れることを皮肉ったからと言われています。
法則の意味するところは、90%を完成させる時間も残りの10%を完成させる時間も同じということです。
反対に言えば最も時間がかかる部分を後回しにしてしまっているため、完成直前にさらに時間がかかってしまうという意味にも取れます。
プログラミングの難しい部分を開発前に十分精査して、その部分に人をつぎ込むといった対策をとればもっと早く完成するという教訓と言えるでしょう。