更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:00 JST
78:22の法則とは
78:22の法則とは、ユダヤの法則や宇宙の法則とも呼ばれていて、世の中のすべてのことが78:22に当てはまるという考えです。
ユダヤの法則と呼ばれている理由は、ユダヤ人はお金を借りたい人が22%、お金を貸したい人が78%いると考えました。
そしてこの割合に基づいて銀行業を運営して成功したからだと言われています。
78:22の法則に当てはまるもの
世の中のことのほとんどが78:22の割合で出来ていると言われても、にわかに信じることができない人がほとんどでしょう。
すべてのことに当てはまるとは言えませんが、思ったよりも多くのことがこの法則にあてはまることに驚く人は多いと思います。
- 地球の海と陸地の割合は海が78%、陸地が22%
- 空気中の成分は窒素が78%、酸素が22%
- 正方形と正方形に内接する円の関係は、円の面積と残りの面積は、78:22
- 人の体を構成している成分は、水分が78%それ以外の物質が22%
- 人の呼吸は、肺呼吸が78%、皮膚呼吸が22%
- 健康な人の腸にいる菌の割合は善玉菌が78%、悪玉菌が22%
- 足の裏にかかる体重の割合は、かかとが78%、つま先が22%
上記の例を見ると人がコントロールできない自然の比率が78:22となることに驚く人も多いはずです。
78:22の法則の応用
自然における78:22の例以外に、ユダヤ人のようにこの法則を商売に生かした日本人がいます。
日本マクドナルドの創設者の藤田田氏です。
マクドナルドでは1セット390円の「39(サンキュー)セット」を売り出していたことがあります。
価格が安いこともあり当時の人気商品でしたが、この価格も78:22の法則を意識したものです。
当時のランチにかけるお金の平均が500円と言われていましたが、500円で購入したときの価格とおつりの比率は78:22です。
1,000円で2セット購入したと考えるとわかりやすいでしょう。
390円×2(780円): 110円×2(220円)=78:22
78:22に科学的な根拠はありませんが、ふしぎなことに人が導き出した法則にも78:22に近いものがあります。
78:22に近い法則
経済学ではパレートの法則が80:20の法則とも呼ばれています。
この法則は「売上の80%は20%の社員に依存する」という法則ですが、他にも下記のように応用されています。
- 売上の80%は全顧客の20%が生み出している
- 商品の売上の80%は、全商品銘柄のうちの20%で生み出している
- 仕事の成果の80%は、費やした時間全体のうちの20%の時間で生み出している。
また、働き蟻の法則と呼ばれている2:6:2の法則も少し変えると80:20になります。
働き蟻の20%は常に働いているが、20%は常にサボっていて、残りの60%は働いたりサボったりしているというのが2:6:2の法則です。
この法則は、働き蟻は20%が常に働いているが、80%は常に働いてはいないと考えることができます。