更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:20 JST
HARMの法則は心理学用語ではありませんが、悩みを解決するメソッドとして民間で考えられた心理的な分類方法のひとつです。
HARMにはそれぞれ以下の意味があります。
- H:Health 健康、メンタル、美容
- A:Ambition 夢、将来、キャリア
- R:Relation 人間関係、結婚、恋人、会社
- M:Money お金
HARMの法則の使い方
HARMの法則は何か悩みがあるときに、その悩みの内容を分類してひとつずつ解決するときに使います。
悩みというのは複合的に発生していることが多く、解決しようとしてもどれから手を付けていいのかわからないことがあります。
そんなときにHARMを当てはめて悩みを分類、分解することで解決しやすくできるのがHARMの法則です。
具体的に次の悩みがある場合にどのように解決するのかを見てみましょう。
「1日中立ちっぱなしの仕事で、最近体力が落ちたのか疲れが取れない。仕事の内容も毎日同じ作業の繰り返しで楽しくないし、おまけに新人がマイペースで困る。派遣社員なので給料も上がらないし辞めたくなる。」
悩みを分類する
- H:立ちっぱなしの仕事で疲れが取れない(健康)
- A:同じ作業の繰り返しの派遣社員(将来・キャリア)
- R:新人がマイペース(人間関係)
- M:給料が上がらない(お金)
悩みを分類することによって、ひとつひとつ解決すればいいので全体的に解決しやすくなります。たとえば以下のように解決してみます。
悩みを解決する
健康
健康に関しては一人で悩んでいても解決しません。
病気の可能性もあるのでまずは病院で診察を受けましょう。
何もなければ安心して生活ができるので不安がひとつなくなります。
万一病気であれば健康を取り戻すことを第一に考えましょう。
仕事
仕事に関しては転職なども考えられますが、まずは部署の異動などを提案してみましょう。
できる限りのことをしてから、転職を考えても遅くありません。
人間関係
人間関係は自分と他の人間との考え方が違うことで悩みとなってしまうことがあります。
新人がマイペースなのは本当に悪いことなのか、よい点もあるのでは、と考え直すことも必要です。
他人の考えを変えることはできないので、まずは自分の考えを変える、他人の考えを許容することをしましょう。
お金
給料を上げるために正社員の仕事を探すのもひとつの方法ですが、簡単には正社員にはなれない可能性が高いでしょう。
派遣社員でも生活できない給料ということはほとんどないはずです。
なぜ給料に不満を持っているのかその原因を考えてみましょう。原因をハッキリさせることで解決が近づきます。