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WOOPの法則


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:59 JST

 

WOOPの法則とは

WOOPの法則とは、アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲンが提唱した、目標達成を円滑にするプロセスについての法則です。

WOOPは、次の4つのステップの頭文字に由来しています。

  • 願望(Wish)
  • 結果(Outcome)
  • 障害(Obstacle)
  • 計画(Plan)

WOOPの法則4つのステップ

WOOPの法則は目標達成のための4つの手順を示しています。

人のやる気は長続きしないため、目標達成までに諦めてしまう人が多いので、WOOPではやる気を失わせる原因となるマイナス要素を先に分析します。

WOOPは以下の手順で行います。

1. Wish(願望)

最初に自分が成し遂げたい願望や望みを紙に書き出しますが、達成は簡単ではないが、難しすぎてやる気を失わないように設定します。

2. Outcome(結果)

目標が達成された場合に、どんな結果が訪れるのかを予想して書き出します。
たとえば、ダイエットが目標であれば、達成したときは今まで着られなかったサイズの洋服を着ることができるようになる、などがあります。

3. Obstacle(障害)

目標達成を妨げる原因や要素を書き出します。ダイエットが目標なら我慢できずに間食してしまう、仕事で疲れて運動をしないなどが考えられます。

4. Plan(計画)

最後は目標達成のための計画作りですが、主に障害が発生したときに自分でどう対処するかの計画です。失敗要因について対処法を事前に考えておくことで、目標達成の確率を高めます。

WOOPの法則で特徴的なことは、失敗を前提として計画を立てる、その失敗についての対処方法も計画に含めるという点です。

目標が達成できない原因の大半は、目標達成の障害を克服できないことや、障害発生によりやる気を失うことにあります。

そこで、最初から障害があることを想定してその対策も考えておきます。

後は計画通りに行うことで達成への道が開けます。

 

 

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