アドバイスシーキング

人にアドバイスを求められたときに相手に親近感を覚えたり、相手の印象が良くなったりしたことはないでしょうか?

これは心理学的にも裏付けのある効果で、これを利用して相手から好意を獲得して交渉を有利に進めるテクニックを「アドバイスシーキング」といいます。

アドバイスシーキング(Advice Seeking)は、「アドバイスを求めること」という意味で、言葉そのままでやり方が説明されています。

アドバイスシーキングの具体例

アドバイスシーキングはアドバイスを求めることで、相手からの好意を得られる心理を応用した方法です。

相手の好意を得るという点では恋愛が代表的です。

例1

A子がB男を好きだと仮定して、A子B男に対して高アドバイスを求めます。

「私好きな人がいるんだけど、どうやってアプローチしたらいいか教えて」

上記のように直接恋愛に関するアドバイスではなくても、趣味に関するアドバイスでもそれをきっかけにすることで、少しずつ恋愛に近付けていくことができます。

例2

好意を持たれたいのは恋愛だけではありません。むしろ仕事で取引先や顧客に好印象を持たれる方法がより必要とされているでしょう。

顧客や取引先相手の趣味は事前に調べておくのは、ビジネスでは常識といわれているので、その趣味に関するアドバイスを受けてみましょう。

「最近ゴルフを始めたんですが、なかなかパットが上手くいかなくて、何かいい方法がないでしょうかね」

アドバイスシーキングの原理

アドバイスシーキングは心理学の「一貫性の原理」を応用したテクニックのひとつです。

一貫性の原理は簡単にいうと自分の言動と思考、信念、態度を一致させたいという心理です。

「歌う」という行動をすると楽しい気分になりますが、これは歌うことによってそれに矛盾しない楽しいという態度をとるからです。

同じように憂鬱な気分のときに運動をすると、気分が上がるという経験をした人は多いと思いますが、これも運動と気分を上げるということが結びついているからです。

アドバイスシーキングも同じで嫌いな人にはアドバイスをしないので、反対にアドバイスをすることで好意を持つという心理を利用しているのです。

  • 好意を持っている→アドバイスをする
  • アドバイスをする→好意を持つ

そのため、元々嫌われている人に対してアドバイスを求めても拒否される可能性が高いので失敗するでしょう。

まだ、何の感情も持たれていない相手に対して有効な手段ということができます