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クリティカルシンキング


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:38 JST

 

クリティカルシンキングとは

クリティカルシンキングとは、日本語では「批判的思考」と訳されますが、あら探しをするという意味ではなく、一見問題ない意見に対して前提となる部分に間違いはないかといった隠れて見えない部分を考えるという意味になります。

たとえば、企業に窓口対応が悪いというクレームが増えたときに、「窓口担当者の教育を強化する」という意見は一見妥当に思えます。

しかし、根本的にクレームそのものがいつと比較してどれくらい増えたのか、クレームは本当に増えたのか、解決すべき問題は何か、などを検討しながら問題解決方法を探ることがクリティカルシンキングです。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い

クリティカルシンキングと同じ思考法のひとつにロジカルシンキングがあります。

ロジカルシンキングは論理的思考と訳すことができますが、その名のとおり物事を筋道立てて考え、結論や主張には必ず根拠を必要とします。

クリティカルシンキングもロジカルシンキングも論理的な整合性が必要だという点では同じですが、クリティカルシンキングではさらに思考の偏り(バイアス)を考慮している点で違いがあります。

ロジカルシンキングでは思考の偏りは考慮せず、論理的に正しいかだけを考慮しています。

クリティカルシンキングは最初に思考の偏りがあるかどうかを確認して、それを踏まえた上で論理的に問題解決を図ります。

ある意味ではクリティカルシンキングにはロジカルシンキングが含まれていると言えます。

 

 

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