更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:46 JST
非言語コミュニケーションとは
非言語コミュニケーションとは、言語を使わずに意思の疎通を図るコミュニケーション手段のことを言います。
非言語コミュニケーションは意識して使うこともありますが、無意識のうちに使っていることもあります。
非言語コミュニケーション研究者のレイ・L・バードウィステルによると、二者間の対話では、言葉で伝えられるコミュニケーションの内容は、全体の25パーセントに過ぎないとされます。
また、残りの75パーセントは、話すときの表情、動作やジェスチャー、相手との間のとり方など、言葉以外の手段によって伝えられると分析しています。
非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションの違い
言葉を発するコミュニケーションだけが言語コミュニケーションではなく、たとえば手話や筆談によるコミュニケーションも言語コミュニケーションに分類されます。
非言語と言語の違いは以下のとおりです。
◆言語コミュニケーション
・音声メッセージ 口頭言語
・非音声メッセージ 文字(筆談など)、手話(ジェスチャー)
◆非言語コミュニケーション
・音声メッセージ
声の張り、イントネーション、話す速度、言葉遣い
・非音声メッセージ
外見・身だしなみ、身振り手振り、姿勢、視線、対人距離、表情、呼吸
上記のように同じ音声メッセージでも、言葉遣いなどで受ける印象は非言語コミュニケーションに含まれます。
つまり、言語で伝えた内容以外の印象などは非言語コミュニケーションとなるのです。
反対に言語を使わずに文字やジェスチャーで伝えた内容も言語コミュニケーションですが、コミュニケーションによって受けた印象に関しては非言語コミュニケーションに含まれます。