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自己中心性バイアス


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:35 JST

自己中心性バイアスとは

自己中心性バイアスとは、自分だけしか知らない情報に基づいて、他者の感情の強さをゆがめて判断してしまう心理的な歪みのことです。

このバイアスとは特に小学校時代に起こりやすいバイアスですが、高校生や大人になっても起こりうるバイアスと言われています。

自己中心的バイアスの自己中心は身勝手という意味ではなく、物事を自分の視点や基準で捉えてしまうことを言います。

人は3歳ころまでの幼児期には、相手の意図や考えを明確に理解するのは難しいですが、年齢を重ねるにつれて、自己中心的に物事を把握する傾向が弱まる傾向があります。

しかし、大人にも自己中心性バイアスが生じるのは、自分と相手の視点のズレや、知識の違いが原因となります。

自己中心性バイアスの例

夫婦共働きの家庭ではしばしば子供に対する接し方について意見が分かれ、相手の立場を批判するケースがあります。

夫は経済面で中心となっている自負があるため、経済面で子供を支えているという立場で考えています。

一方で妻はなるべく子供と積極的に接したり、話をしたりすることで、子供の情操教育に寄与していると考えています。

このようにお互いに相手と違う視点で物事を考え、相手の気持ちを推し量ってしまうと典型的な自己中心性バイアスに陥ってしまいます。
 
解決方法としてはお互いに相手がどの立場で考えているのかを理解し、その立場で自分も考え直してみるということが必要になります。

 

 

 

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