トップページへ

燃え尽き症候群


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:04 JST

 

燃え尽き症候群とは

燃え尽き症候群とは、精神心理学者のハーバート・フロイデンバーガーが1974年代に初めて用いた造語です。

それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなることを言います。

日本では長年同じ企業などで働いてきて定年退職を迎えた人がこの状態になることが多く、ひとつの社会現象となったこともあります。

しかし、燃え尽き症候群は定年退職後に起こるとは限りません。現役で働いている人にも起こりえる症候群です。

燃え尽き症候群に陥りやすい人

以下の特長がある人が燃え尽き症候群に陥りやすいとされています。

  • 求められる成果以上のものを出そうとする人
  • 顧客や同僚と深い関係性を築こうと努力する人
  • 加重負担の傾向がある職場に勤務している人

上記のように無理をしても頑張ってしまう人や職場環境から無理をしなくてはいけなくなっている人、完全主義者の人は特に燃え尽き症候群に陥りやすいので注意が必要です。

燃え尽き症候群の予防法・対処法

燃え尽き症候群は、無理をして仕事をする環境や性格が原因で起こる可能性が高くなります。

必要以上に無理をすることで健康を損ねて、それが原因で精神や心理状態にも大きなマイナスの影響が起きるからです。

そのため予防策としては健康を保つことが必要になります。

特に必要な睡眠を必ず確保することが大切です。睡眠不足は肉体的にも精神的にもマイナスになります。

また、職場で上司や先輩の立場にあれば、新入社員や転職者、異動者には特に注意する必要があります。

新しい職場ではほとんどの人が意欲的ですが、慣れないことも多くあるのでそのギャップから燃え尽き症候群になる可能性があります。

特に職場環境が加重負担になっていると、より可能性が高くなるので仕事の配分などに十分注意しましょう。

燃え尽き症候群になってしまったと感じたときも、まずは健康状態を良好にすることを考えましょう。

睡眠を十分にとり、場合によっては病院での診察も考える必要があります。

その上で職場での仕事量などの調節をして、加重負担を軽減するなどの対処をする必要があります。

 

 

■あわせて読みたい
1 ドリアン・グレイ効果
2 SWOT分析
3 嫌儲(けんちょ)バイアス
4 ハネムーン効果
5 二者択一法(選択話法)
6 アンダードッグ効果
7 社会的学習理論
8 ハイダーのバランス理論
9 アイスピック仕事術
10 ディルバートの法則
11 計画錯誤
12 現在志向バイアス
13 アブニー効果
14 チャルディーニの法則
15 自己充足的予言
16 チアリーダー効果
17 現状維持バイアス
18 文脈効果
19 左回りの法則(右側の法則)
20 メタアウトカム

 

■マイナー心理学用語