更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:59 JST
SWOT分析とは
SWOT分析とは、企業の事業についてマーケティング戦力を構築するときなどに使う分析方法のひとつです。
主に自社の環境要因を把握するのに適しているので、銀行融資を受けるための事業計画書を作成するときにも役立ちます。
SWOTは以下の単語の頭文字が由来となっています。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
SWOT分析のやり方
SWOT分析の4つの要因はそれぞれ以下のように分けることができます。
- 内部環境: S(強み)とW(弱み)
- 外部環境: O(機会)とT(脅威)
- プラス要素: S(強み)とO(機会)
- マイナス要素: W(弱み)とT(脅威)
上記を前提として、中小企業が銀行融資を受けるための事業計画書を作成するという設定で、自社事業を分析してみます。
飲食店経営を例としてSWOTを以下のように分析してみます。
- S(強み): 地元の食材を活用した家庭料理が人気でリピーターが多い
- W(弱み): 店舗が手狭で料金が高め、新規顧客が増えない
- O(機会): 独身者の増加と高齢社会の進展、巣ごもり需要の増加、ネットの普及など
- T(脅威): 新型コロナの影響、低料金の競合店
上記を外部・内部環境とプラス・マイナス要素をクロスさせて、戦略を立てます。
最も重要なのは内部環境の強みと外部環境の機会を組み合わせた戦略です。
これが同時にプラス要因となるからです。
自社の強みを外部環境に合わせて強化していることで、もともと強かったものをさらに強化することができます。
事業計画書を作成する場合は、こうした強みをさらに強化する方向で戦略を立て、その戦略に必要な資金の融資が必要であることを主張します。
中小企業の場合は自社の強みや弱みを客観的に見ることができないかもしれません。
そんなときは顧客の立場になって考えてみたり、実際に利用客からアンケートを集めたりして分析してみましょう。
自社の強みと弱みがはっきりするだけでも、次の戦略を立てやすくなります。