トップページへ

ウェルビーイング


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:41 JST

 

ウェルビーイング(Well-being)とは

ウェルビーイング(Well-being)とは、英語で健康や幸福を意味する言葉ですが、病気をしていないというだけの健康ではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態と定義づけられています。

ウェルビーイングは世界保健機関(WHO)憲章の前文の一節でその意味が示されています。

ウェルビーイングの5つの要素

ウェルビーイングには以下の5つの要素があり、これらをすべて満たすことで幸福を感じることができます。

    • Positive Emotion(ポジティブな感情)
    • Engagement(何かへの没頭)
    • Relationship(人との関係性)
    • Meaning and Purpose(人生の意義と目的)
    • Achievement/ Accomplish(達成)

上記の頭文字からウェルビーイングの要素はPERMAと呼ばれています。

ウェルビーイングが注目される背景

近年ウェルビーイングが注目されるようになったのは以下の背景があります。

◆モノから心への価値観の変化
企業が利益を追求した結果、貧富の格差や地球環境の悪化などが広がっています。

その結果、これまでの価値観では解決できない問題が増えたため、世界的な規模で調和やよりよい社会をつくる方向へと変わろうとする必要があり、その手段のひとつとしてウェルビーイングが注目されています。

◆働き方改革
日本でも経済社会の構造をウェルビーイングの観点から把握し、政策運営に活かしていくという方針が内閣府によって打ち出されています。

また、ウェルビーイングという言葉は使われていませんが、働き方改革もウェルビーイングに則った考えに基づいていると言えます。

経済産業省も「健康経営」を企業に推奨していますが、これは健康管理を経営的な視点でとらえて従業員への健康投資が生産力の向上につながり、企業の業績向上に結びつくことを期待する経営手法です。

これも、ウェルビーイングによって企業経営のあり方を変えるものです。

 

 

■あわせて読みたい
1 囚人のジレンマ
2 5-2-2-1の法則
3 エルダー制度
4 PNP法
5 デコイ効果
6 マインドセット効果
7 ES
8 スリーパー効果
9 厳格化傾向
10 クリティカルシンキング
11 情報バイアス
12 ゼイガルニク効果(ツァイガルニク効果)
13 心理的リアクタンス
14 フレーミング効果
15 楽観主義バイアス
16 ハロー効果(ネガティブハロー効果、ポジティブハロー効果)
17 マインドコントロール
18 メトカーフの法則
19 ホスピタリティ
20 ドリームキラー

 

■マイナー心理学用語