アブニー効果

アブニー効果とは、色の純度が変化すると色相が変化して見える現象のことで、アブニー現象、アブニーシフト、オーバート現象とも呼ばれています。

1909年に英国の化学者で物理学者のウィリアム・ド・ウィーブルズリー・アブニーによって最初に示されたためアブニー効果と呼ばれています。

アブニー効果を理解するためには、まず色に関する属性から理解する必要があります。

色の3属性

色には3属性と呼ばれる以下の3つの属性があります。

    1. 色相……一般的な色の違いのことで、赤、青、黄などのこと
    2. 彩度……色の鮮やかさの程度で、彩度が高いと鮮やかに見え、低いと落ち着いて見える
    3. 明度……色の明るさの程度のことで、明度が高いほど明るくなり白に近づき、低いほど暗く黒に近づく

上記の属性の中で彩度をさらに詳しく説明すると以下のようになります。

色の彩度が高いと色の純度も高くなり鮮やかに見えます。

一方で白や黒は無彩色と呼ばれていて、無彩色の割合が高くなると彩度が下がります。

無彩色をまったく含まない色は「純色」と呼ばれ、彩度が最大になります。

色の3属性とアブニー効果

「色の純度が変化すると色相が変化して見える」のがアブニー効果ですが、原則としてアブニー効果で言う色は絵の具などの色ではなく、色光と呼ばれる光源を伴う色になります。

アブニー効果で「色の純度が変化する」という意味は、白や黒などの無彩色が含まれる割合が変化するという意味になります。

無彩色が含まれる度合いによって、同じ青でも見え方が違うので色相も違って見えることになります。

具体的には青という色相に白を混ぜて純度を変えていくと、しだいに紫からピンクに色相が変わったように見えるのがアブニー効果です。

実際には青にいくら白を混ぜても色相としては青のままですが、見え方に変化があるのです。