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可能性質問
可能性質問は論文などで発表されている心理学用語ではありませんが、心理学的要素を利用して嘘を見抜くための質問のことです。
犯罪捜査の一環として容疑者に尋問する場合のテクニックのひとつが、可能性質問と考えるとわかりやすいでしょう。
犯人でない人であれば、ひと言で否定するような可能性の質問を容疑者にぶつけてみます。
「犯行現場にあなたがいるところを見られた可能性はありますか?」
こんな質問をされたら、犯人でなければ即座に否定するでしょう。
しかし、犯人であればいろいろな考えが頭を巡るので、即答できないことが多くなります。
たとえば、「目撃者がいるのだろうか?そうしたら現場には違う用事でいたことにしたほうがいいのでは?」等と考えてしまいます。
この質問の前に目撃者がいる可能性をほのめかしておけば、可能性質問の効果はより高くなります。
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