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社会的促進


更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:34:51 JST

社会的促進とは

社会的促進とは、個人で作業をする場合と比べて、周囲に第三者の目がある状態で作業をすると効率が良くなり達成する可能性が高くなることです。

ただし、社会的促進が発生するのはその作業に慣れている、習熟している場合であって慣れていない作業をする場合には「社会的抑制」が発生し作業に失敗することが多くなります。

社会的促進の発生原因

社会的促進と社会的抑制に結果が分かれてしまう原因は、その作業に対する習熟度に原因があります。

つまり、作業に習熟している場合は、周囲に人の目があることで周囲からの評価を高めたいという気持ちが起こり、より良好な結果が得られます。

これは人間だけでなく動物においても確認されています。

周囲の同じ種の個体がいるだけで、興奮状態に陥った動物は行動に駆り立てられますが、これを「生理的喚起」と呼びます。

練習量の多いスポーツ選手が大勢の応援によって実力以上のものを破棄するのにはこうした原因があります。

社会的促進には習熟度が必要ですが、同時に十分に習熟していると自覚していること、つまり自信も社会的促進の原因となっています。

 

 

 

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