更新日:Tuesday, 07-Mar-2023 02:35:11 JST
プレモータル・シンキングとは
プレモータル・シンキングとは、行動を起こす前に失敗をイメージして、未来の失敗に備える思考法のことです。
プレモータルは医学用語で、患者が死亡状態に至らないように、事前に患者の健康状態などを観察し適切な対処をする「事前検死」を意味します。
つまり死亡したと仮定して考えられる死因を事前に想定して、そうならないように対策するという考え方です。
プレモータル・シンキングの手順
プレモータル・シンキングは次の5つのステップを経て実行します。
1. 目標達成までに考えられる失敗をイメージ
目標を掲げたらその目標を実行する上で考えられる失敗もイメージします。重要なのは目標を達成するまでのプロセスも計画し、その計画のどの段階でどんな失敗が考えられるのかをイメージすることです。
2. 考えられる失敗の原因や問題点を洗い出す
目標を達成するためのプロセスと失敗が想定できたら、その失敗はなぜ発生するのか、そしてその問題点も考えます。
3. 対策を考える
失敗の発生原因と問題点がわかったら、その対策も考えます。
4. 目標までのプロセスを実行する
失敗の対策まで終了したら、プロセスを実行に移します。
5. 実際の失敗について振り返る
実際に行動した上で失敗や失敗しそうになったことを振り返り、次回の目標に備えるための参考にします。