目標勾配

目標勾配とは、目標の達成が近づくにつれてやる気やモチベーションが高まるという効果のことで、目標勾配効果や目標勾配仮設とも呼ばれています。

目標勾配の効果についてはマラソンランナーのラストスパートによくたとえられています。

マラソンではゴールに近くなるほど体力は衰えているはずですが、ゴールに近いほどそれまでになかったスピードを出してゴールすることができます。

つまりゴールが近いことでモチベーションが高くなり、肉体疲労を超える結果を出したと考えることができます。

目標勾配の実験例

ある喫茶店で目標勾配の実験が行われた例があります。

被験者にスタンプカードを配布してコーヒー1杯を飲むとカードにスタンプ1個が押され、10杯で次に1杯が無料になる実験をしたところ、10杯に近づくほどコーヒーを飲むペースが速くなりました。

また配布するスタンプカードを、10個のスタンプが必要なものと12個が必要だが既に2個押してあるカードの2種類にしたところ、後者のカードをもらった人は前者に比べて、最後までスタンプをもらう人が多いという結果になりました、

12個のスタンプが必要でも既に2個押されていれば、スタートからゴールが近くなっていることになります。

また、ネズミによる迷路実験でもゴールに置いた餌に近づくほどネズミの走るスピードが上がったという結果となりました。