ネオフォビア

ネオフォビアとは、新しいことに対して恐怖を感じてしまうことを言います。

「新しいこと」には、初めて会う人、初めての環境、経験したことがないことを行うなどが含まれます。

日本語では「新奇恐怖症」と訳されています。

ネオフォビアは人間だけでなく野生動物にもある本能的な恐怖と言われています。

これは、経験のないことに遭遇したときに恐怖を感じて警戒心を強くすることで生き延びる可能性を高くするためです。

そのため、初めて経験することでも何度も繰り返して危険がないことがわかると、次第に警戒しなくなりネオフォビアも消えます。

ネオフォビアは飼いならされた家畜よりも野生動物に多く見られます。

ネオフォビアの例

普段食べ慣れていない外国の料理、食べ物に対してネオフォビアの症状が出ることをフード・ネオフォビアと呼んでいます。

文化の違う料理に対するネオフォビアであるため、ひとつの文化障壁として研究が進められています。

各国の研究ではフード・ネオフォビアには、以下の個人的な特徴が見られます。

    • 性格・・・内気な人ほどフード・ネオフォビアの傾向が強い
    • 年齢・・・年齢は高いほどフード・ネオフォビアの傾向がある
    • 性別・・・女性の方がフード・ネオフォビアの傾向が強い
    • 居住地域・・・都市部の方がフード・ネオフォビアの傾向が強い
    • 社会階層・・・社会的、経済的地位が高いほどフード・ネオフォビアの傾向がある

年齢が高い人ほどフード・ネオフォビアの傾向がありますが、高齢者は一般的に保守的になるため食べ物だけでなくネオフォビアの傾向が強くなります。

たとえば、いつまでも携帯電話を利用してスマホに切り替えない高齢者も、ネオフォビアと言うことができます。

また、動物の例では畑を荒らしに来るカラスやイノシシなどは、カカシや音による威嚇で畑に近づかなくなります。

これもネオフォビアですが、慣れてきて危険がないことがわかると、また畑を荒らしてしまいます。

人間の場合も慣れによってネオフォビアは消える傾向があるので、今までにない新商品を販売する企業はネオフォビアが発生しないよう宣伝広告ではその点に気をつける必要があります。