説教したがる

説教したがる人の特徴・心理・対処法

説教をする人

子供の頃、親や先生などから説教された経験は誰でもあることでしょう。

就職したあとも何かミスをして説教されたり、お酒が入ると上司が説教がましくなったり…

社会人になったあとも説教をされる機会がなくなることはありません。

しかしながら、説教をするのが好きな人はいても説教を受けるのが好きな人はいません。

人に迷惑をかけて説教をされるのは仕方がないとしても、説教が長いとストレスでしかないですよね。

最初のうちは反省して説教を聞いていても、5分も経つともう話が入ってこないのではないでしょうか。

そんなときどうすればいいのでしょうか?

参考:

「説教」とは?

教え導くために言い聞かせること。また、堅苦しい教訓をいう語。

説教(せっきょう)の意味 – goo国語辞書

説教したがる人はこんな人

とある会社での話です。

ある日、新入社員のAさんが発注ミスをしたことで上司に説教を受けていました。

上司のことをよく知らない新入社員のAさんは「私のあとに再確認する人がいたらミスがなくなるのでいい思うのですが。」と言うと…

「君は小学校で数の数え方を教わらなかったのかね!」と上司はヒートアップ。

上司の気は収まらず、嫌味が入った説教が続きます。

説教が長く続くのに見かねた先輩が「主任、値下げしてSNSにそのことを公表しましょう。一刻も早く売りさばくことが先決です」と助け舟を出してくれました。

先輩のおかげで説教は終わり、そのあと何とか完売することができました。

発注ミスは誰もがやりそうなことです。

しかし、桁を間違えるだけで大変なことになるのも事実です。

上司が怒るのは無理もないことです。

一部始終を見ていた周りの人たちは、明日は我が身だと戦々恐々とするのでした。

説教したがる人の特徴

上の立場にいる

経営者、上司、教師、先輩など上の立場にいる人が、下の者に説教をします。

親が我が子に説教することも同じです。

我が子が非行に走らないように普段から説教を交えながらコミュニケーションを取ったり、悪いことをしたら、子どもを叱りながら説教をします。

話が長い

説教したがる人は話が長くなりがちです。

30分、1時間、中には2時間も説教をする人がいます。

説教したがる人はもともとはミスをした人に注意、指導をすることが目的だったのに、話すことが説教にずれていきます。

説教が長いと聞き手は集中力が切れてイライラしてくるのですが、説教したがる人はそこまで考えていません。

真面目

説教したがる人は真面目です。

マナー違反や常識外れなことはしません。

そのためルールを守らない人や悪ふざけをする人が許せません。

説教したがる人は融通が利かず、冗談が通じないので、周りの人はつまらないと思うかもしれません

「なんで?」が口癖

「なんでできないの?」
「なんで失敗したの?」
「なんでこんなことも分からないの?」

説教をしたがる人は「なんで」と言って相手を追い詰めます。

理由を説明すると「言い訳するな!」と怒り出し、黙っていると「何も言えないのか!」と怒り出します。

参考:

説教したがる人の心理

怒りを発散したい

失敗したら原因を突き止めて再発防止をすることが大事です。

しかし、説教したがる人はそれだけでは気がすみません。

説教をすることで怒りを発散しているのです。

寂しさを紛らわしたい

年配の人や独り身でいる人は寂しい思いをしている人もいます。

そういう人は話相手が欲しいのです。

説教をすることで寂しさを紛らわしているのです。

同じ失敗、苦労をさせたくない

「同じ失敗をしてほしくない」
「苦労をさせたくない」
という思いから説教をする人もいます。

説教したがる人は、自分のように後悔する人生を歩んでほしくないと思っています。

自分の言っていることは正しい

説教したがる人は、自分は人生の先輩だと思っているので、自分の言う通りにすれば間違いないと思っています。

相手が変わるべきだと思っています。

だから反論されると「何言ってるんだ!お前のためを思っている言っているんだ!」と怒りをあらわします。

説教したがる人の対処法

同僚に説教を打ち切る用事を作ってもらう

あらかじめ仲の良い同僚に話を付けておきます。

説教が始まってある程度時間が経ってから
「課長、急ぎの仕事をお願いしたのですが」
「課長、〇〇の件で質問したいことがあるのですが」
と同僚が用事を作ることで、説教の打ち切りを狙います。

自分から切り上げる

指導から説教に変わりかけたら「これをこうしたらいいのですね。分かりました。ありがとうございます。早速やってみます。」と一礼して自分から切り上げ、立ち去りましょう。

その際、メモを取りながらだとなお良いです。

「おい、話はまだ終わっとらん!」と言われればそれまでですが、試してみる価値あるでしょう。

先に謝る、対策を打つ、教えを請う

ミスをしたら説教される前に謝りましょう。

対策まで打っているのなら、くどくど説教をする必要がなくなります。

ミスをしそうなときは、ミスをする前に教えを請いましょう。

「課長のように早く一人前になりたいので教えてください」とお願いしましょう。

説教したがる人は悪い気はしません。

真剣に聞く

当たり前のことですが、説教をしている人の顔を見て、相づち交えながら真剣に聞きましょう。

「課長のおっしゃる通りです」と素直さを出しましょう。

退屈そうにしていたり、目がキョロキョロ泳いでいたら、相手は「ちゃんと聞いてる?」と不快に感じます。

間違っても「そんな話聞いていません」なんて言ってはいけません。

「何だその態度は!」と相手はカチンときます。

そこから「だいたい君は普段から~」とか過去の話も持ち出し兼ねません。

トイレに逃げる

何回も使えませんが、具合いが悪いフリをしてトイレに逃げるという手もあります。

飲み会で説教されたら

飲み会で説教が始まったら「まあまあ一杯どうですか?」とお酌をして話をそらすか、上司を褒めまくって上機嫌にさせましょう。

女子社員がいれば女子社員にお酌をお願いするのもいいですね。

まとめ

いかがでしたか?

当然ですが、説教を受けるのが好きな人はいません。

説教を受けて「うざい」と思うだけならまだいいほうです。

長々とした説教を受けているとイライラしますし、仕事が遅れます。

仕事に支障が出るのは避けたいところです。

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