日本では直接本人に悪口を言うことはほとんどありません。
大概の場合はいわゆる陰口が主流で、陰でこそこそ言ったり井戸端会議で話のネタにしたりということが多いのです。
もし陰口を聞いた場合は、陰口に反応すると面白がってますます言われるようになります。
だから無視するのが一番です。
しかし、直接悪口を言われたり面と向かって批判されたりした場合は別です。
直接言われた悪口を無視する、言い返さない行為はそれを認めたことになるからです。
悪口を言われても何も言い返さずにじっと我慢すると、周りの人は自分を我慢強い人だと思うだろうと考える人がいるかもしれません。
それはまったくの勘違いで、悪口が本当のことだから言い返せないと思われます。
その悪口が的外れであればはっきりと否定することが重要となりますが、突然悪口を言われると動揺するのもまた事実ですね。
今回は悪口を言われたときにはどのように返したらいいのかを考えてみましょう。
悪口に対して上手く言い返せない原因
なぜ悪口に対して上手く言い返すことができないのかその原因を考えてみましょう。
言い返すことができない原因を知ることが、上手く言い返すヒントになるはずです。
感情的になってしまう
感情的に悪口を言われたときに、同じように感情的に反応してしまっては子供のケンカと同じなのでとても上手に言い返しているとは言えませんね。
感情的になると相手から「バカ」と言われても、反射的に「おまえの方がバカだ」と言い返してしまいます。
これでは相手と同じ土俵に立つと言うよりも、レベルの低い相手と同じところまで降りてしまっています。
端から見てもレベルの低い子供のケンカだと思われてしまうでしょう。
感情的な悪口を言われたときほど冷静に対応することが必要だと覚えておきましょう。
萎縮してしまう
気の弱い人であれば大きな声で悪口を言われただけで萎縮してしまい、何も言い返せなくなるということもあるかもしれませんね。
特に悪口を言われ慣れていない、悪口を言われると思っていなかったときにはこんな反応になってしまいます。
びっくりして固まってしまう
人は予想外のことが起きてしまうと人は何もできなくなります。
例えば、自分では仲がいいと思っていた友達から急に悪口を言われたりすると、びっくりして何も反応できなくなってしまうということがあります。
悪口を言われたと言うことで頭がいっぱいになって、その悪口に対する反応が何もできなくなってしまうのです。
性格的におとなしくて言い返せない
あなたがおとなしい性格で悪口を言われても言い返さないと思っている人は、わざと聞こえるように悪口を言うことがあります。
普通は聞こえないように陰口を叩きますが、どうせ言い返せないだろう、聞こえてもかまわないと思って悪口を言うのです。
向こうから寄ってくるのは与し易い相手だと思われているからです。
こいつは面倒なのでチョッカイを出すのはやめておこうと思われるようにしていかなければなりません。
「悪口を言われたら最大の仕返しはあなたが幸せになることです」とか「悪口を言われたら結果を出すことで相手を黙らせろ」なんて聞きますが、それは長期的に目指すことであって、悪口を言われたら言い返したほうがいいでしょう。
悪口を言われて言い返さなかったらナメられます。#悪口#言い返す
— ムソムソ心理学【人間関係の悩み】やっかいな人はこれで解決! (@yakkainahito) August 19, 2021
悪口を言われた人は悪口を言い返すというのは、普通の心理です。
同じように中国や韓国で反日運動が行われた反動で、中国や韓国の悪口を言う人も増えた気がします。
バブル崩壊に日本の経済が停滞したことに関係があるかもしれません。
日本と反対に経済成長した2国が反日の姿勢を強めた時期です。
— ムソムソ心理学@悪口は災いの元 (@yougaku80) May 22, 2021
個人への悪口であれば無視していればいいのですが、国に対する悪口は事実を提示して反論する必要があります。
国際社会では黙っていると認めたことになるからです。
しかし、文化も考え方も違っている国を説得、納得させるのは困難ですね。
— ムソムソ心理学@悪口は災いの元 (@yougaku80) May 22, 2021
悪口を言われたときの上手い対処法
上手く言い返すにはどうしたらいいのかを考えてみましょう。
冷静さとゆっくり話すことを心がける
特に相手が感情的になって悪口を言ってきた場合は、同じように感情的に対応すると収拾が付かなくなります。
そのため冷静に対処することが大前提と考えましょう。
とは言っても急に悪口を言われて冷静になるのはそれほど簡単なことではありません。
相手の勢いのまま同じように対応してしまっては、相手のペースに飲み込まれることになります。
それを避けるためにはゆっくりと話をすることが効果的です。
相手がイラつくくらいゆっくり話をすれば、相手のペースを崩すことができるので、その後は冷静に対処しやすくなります。
感情的な人にはそれを指摘する
自分がなにも準備していないのに感情的に悪口を言われる、自分が内向的な性格で言い返せない、という場合は、萎縮したり固まったりして何もできなくなります。
しかも、相手が感情的に悪口を言う場合は、その後の人間関係がなくなってもいいと考えているはずです。
こうした人に正面からぶつかっても、勝ち目はないと考えるのが普通ですね。
そこで相手の攻撃の手を緩めることを考えましょう。
例えば、
「今のあなたは感情的になっています」
「声が大きくて会社中に響き渡っていますよ」
と言うように悪口の内容ではなく、相手の状態を具体的に指摘してみましょう。
感情的な人は我を忘れているので、冷静に自分の状態を指摘されると一気に冷静になって恥ずかしさを覚えるでしょう。
その隙を突いて冷静に対処すれば、それ以降は大きな攻撃を受けることもないでしょう。
相手の悪口に質問で返す
相手と同じ悪口を言い返すという方法もありますが、これはあまりおすすめできません。
相手「おまえは最低なやつだな」
あなた「最低はそっちだろう」
同じことを言い返すのは何も考えなくていいので、反撃方法としては楽ですが、どうしてもエスカレートしやすく恨みも残します。
そこで、相手の悪口に質問で返してみましょう。
相手「おまえは最低なやつだな」
あなた「どの辺が最低なんですか?」
感情的な悪口に冷静に質問で返されると相手は戸惑ってしまいます。
また、やりにくい相手だという印象を植え付けることができるので、その後は直接悪口を言われなくなる可能性も高いでしょう。
汎用性の高い言葉を覚えておく
凡人でもできる悪口に上手く言い返す方法は、ほとんどの悪口に対して返すことができる汎用性の高い言葉を覚えておくことです。
たとえば、「バカ」「アホ」「マヌケ」「キモい」といった単純に相手を罵倒する言葉であれば、「おまえがな」とひと言返すだけですみます。
まとめ
悪口を言い返すときに気を付けることは、やり過ぎないことです。
ほんのちょっと言い返して相手の勢いをそぐことが大切です。
徹底してしてやり込めてしまっては、むしろ後の反動が大きくなるので軽くいなすように言い返しましょう。
悪口を言っても効果が無いと相手に思わせることができればベストです。
ためになりました。