近年では日本でもSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼ばれるインターネットを利用したサービスが普及しています。
これらのサービスは原則として匿名での利用が可能です。
そのためSNSにたちの悪い悪口を書かれることがあります。
今回はSNSの悪口の特徴や対処法などを考えてみます。
SNSを使った悪口の特徴
SNSを利用した悪口には、通常の悪口や陰口と比べてどんな特徴があるのでしょうか。
まずはSNSとは何か、またその特徴について考えてみましょう。
SNSには根も葉もない悪口が多い
SNSはインターネットを利用したサービスのひとつで、社会的なつながりを目的としたコミュニケーションツールです。
元々はmixi(ミクシィ)のような招待制のサービスが多かったのですが、より利用者を増やすため誰でも参加できるサービスが増えたことから、匿名性が高くなりました。
招待制であれば紹介者に迷惑がかかる、へたな人を紹介できないというように一種の抑制が働きます。
しかし匿名性が高いとそうした抑制もなく、根も葉もない悪口が多くなるという問題が発生します。
SNS自体は災害時に情報共有ができる側面もあり、決して悪いシステムではありませんが、デマや悪口を拡散させてしまうという欠点もあります。
SNSで悪口を書かれると拡散される
SNSを使った悪口の最大の特徴は、拡散されると通常の悪口の比ではなく広がってしまうことです。
一般的な悪口は特定の地域や職場内にとどまりますが、SNSは全国に広まってしまう可能性が高いのです。
SNSではそれが事実かどうかを確認せずに、事実として拡散する人がいます。
災害時には情報を拡散することがプラスになることもありますが、同時にデマも拡散されてしまう危険性もあります。
同じように悪口が事実無根であっても拡散されてしまうのがSNS悪口の特徴です。
SNSに悪口を書かれた場合の対処法
徹底して無視する
SNSに悪口を書かれているのを発見したときは、悪口を書いた人を捜し当てて復讐してやりたいと思う気持ちはよくわかります。
「人を呪わば穴二つ」と言われるように、復讐するときは墓穴を二つ用意しなければいけないほど、連鎖するものです。
やってもやり返されるのが、復讐の不毛なところです。
それよりも感情を抑えて、無視するほうが得策です。
通常の悪口は聞きたくなくても耳に入ることがありますが、SNSでは自分から参加しない限り悪口を聞くことも見ることもありません。
むしろリアルよりも無視しやすい。
たまたま自分の悪口を見つけても見なかったことにすれば済む話です。
自分に向けて悪口を言ってくる人がいても、ツイッターではブロックすることもできます。
思い切ってSNSの利用自体も当面やめてしまうのも効果的です。
嫌な思いをすることがわかっていて使う必要はありませんからね。
そのような影で人の悪口を言うような程度の低い人に、何を言っても解決には繋がりません。
逆切れされて終りです。
ココは見なかったことにして、GWが明けて学校に行っても普通にしてたらいいです。
その上で軽く無視(スルー)して距離を離していくようにすれば良いです。
風評被害対策会社を利用する
最近ではSNSの風評被害が増えてきたこともあり、専門に対策をしてくれる会社も存在するようです。
あまりにも悪質ででたらめなウワサを拡散されてしまったら、専門家に依頼するのも一つの方法です。
そのために証拠を残すという意味で、悪口が書いてあるスクリーンショットを残しておくといいでしょう。
直接対峙する
SNSで悪口を言っているような人は、ネット上でヴァーチャルな攻撃は得意ですが、リアルでの防御力は弱いという特徴があります。
現実社会で堂々と悪口を言えないから、こそこそと匿名で悪口を言うのです。
もし悪口を拡散している人が特定できるのであれば、現実に面と向かって文句を言ってやるというのも効果的です。
驚くほどおとなしくなるのは間違いありません。
もちろん万が一のためにも、1対1ではなく信頼できる友人と一緒のほうがいいですよ。
法的に訴える
泣き寝入りは嫌だという人は法的措置を考えてみるはいかがでしょうか。
相手が特定できない場合でも法的に相手を特定したり、実際に被害があれば損害賠償の請求をすることも可能です。
総務省でもSNSの誹謗中傷に対しての損害賠償に関するパンフレットを発行しています。
この間ドラマでもやってましたけど、法律の専門家に依頼すれば一般人でも可能なんじゃないですか。
書かれた人が「酷く傷ついた」と言えば名誉毀損ということになって好きなだけ訴えることは可能でしょう。
まとめ
SNSは今では若い人であればほとんどに人が利用しているサービスです。
新しいサービスは便利な一方で、今までにはなかったトラブルも発生します。
特に匿名で利用できるサービスは悪口の温床となることもあります。
SNSの利用には十分注意して、悪口の拡散に加担しないようにしましょう。
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