「人の口に戸は立てられぬ」ということわざがあります。
悪口、陰口、うわさ話を止めることはできないという意味です。
たとえどんなに立派な人物で非の打ち所がない人だとしても、悪口を言う人はいるものです。
むしろ、立派な人であるほどそれを嫉妬する人が現れるので、悪口を言われる可能性が高いとも言えるのです。
しかし、完全に悪口を言われないようにすることは難しくても、少しでも悪口を言われる可能性を抑えることはできるはずです。
今回はどうしたら悪口を言われないようにすることができるのか、そのスキルについて考えてみましょう。
自分の悪口を聞いたときの対処法
悪口を完全に言われなくする方法はありませんが、最初に悪口を言われたときにうまく対処することで、次からの悪口を減らすことはできます。
悪口は無視が一番
よく言われることですが、やはり悪口を言われたときは基本的には無視することが一番の対処法です。
その理由は悪口はターゲットの反応を楽しむために言うことが多いからです。
正直に悪口に反応すると相手の思うつぼです。
ますますエスカレートして悪口を言われるようになります。
また、悪口に反応して言い返すとさらに悪口を言われることになり、悪口合戦となってしまいます。
特に感情的な相手に対して自分も感情的になってしまうと、泥沼にハマってしまうことになります。
これらのことから悪口は無視するのが一番という結論になるのです。
もし自分の悪口が聞こえたらどうしますか?
無視する人が多いと思いますが、私は何か言ったほうがいいと思っています。
「私のことを言っているの?」とでも言いましょう。
「あなたのことじゃない」と言われるかもしれません。
しかし、それでも言ったほうがいいです。
その理由は…
(続く)
— ムソムソ心理学【人間関係の悩み】やっかいな人はこれで解決! (@yakkainahito) September 21, 2021
(続き)
悪口を言われても泣き寝入りをしない面倒臭いヤツだと相手に認識させることができるからです。
毎回これをやると、少なくとも聞こえる範囲では、悪口を言われなくなります。
— ムソムソ心理学【人間関係の悩み】やっかいな人はこれで解決! (@yakkainahito) September 21, 2021
ネットの悪口は見ない
以前とは違ってSNSなどを利用してネットで悪口を書く人が増えてきました。
SNSでは匿名で悪口を言いやすいこともあって、現実で悪口を言うよりも過激な内容になりやすいという特徴があります。
匿名はやっかいですが現実でも陰口をたたく人がいるので、それと同じだと考えるとやはり無視するのが一番いいでしょう。
現実の場合は陰口でも耳に入ることはありますが、ネットの悪口は見なければ言われていないのと同じです。
「エゴサーチ」とはネットで自分の評判を調べることを言いますが、芸能人であればともかく一般人はネットで自分の評判を調べてもいいことはありません。
なぜなら一般人をネット上でほめることはほとんどないからです。
一般人は探しても出てくるのは悪口ばかりですから、最初から見ない方がいいのです。
Twitterとかで悪口言う奴なんて直接本人の前で言えない雑魚ですから相手する必要なんてありません 反応してたら同類になってしまいますよ。
Twitterとかで悪口言う奴なんて直接本人の前で言えない雑魚ですから相手する必要なんてありません 反応してたら同類になってしまいますよ
悪口を言う人を懐柔する
簡単な方法ではありませんが、悪口を言う人を懐柔してしまうという方法もあります。
簡単に言えば自分の懐に入れる、取り込むということです。
悪口を言ってくる人を自分の仲間にすることはかなりハードルは高いでしょう。
しかし、悪口を言っても怒らず自分を理解してくれる人だと分かると、態度が一変する可能性もあります。
好き・嫌いをプラス・マイナスで考えると符号さえ変わってしまえば、嫌いが好きに変わるとことは意外に多いものです。
心理学でもそうした心理は確認されているので試してみる価値はあります。
何より敵だと思っていた人が味方に転じるというのは、人間関係においても大きなプラスになりますね。
それに懐柔すると言ってもおべっかを使う必要もありませんし、素直に相手の良いところ見てほめてあげるだけでもいいのです。
悪口を言い返して泥沼にはまることを考えれば、たいした労力を使うわけではありません。
また、自分が悪口を言っていた相手にほめられると、相手の器の大きさに気づいて悪口を言わなくなったり、攻撃が弱くなったりするものです。
自分の味方にならなくても十分な効果があります。
悪口を問いただしたほうがいい場合
仕事の失敗を自分になすりつけているような内容であれば、それが上司の耳に入って自分の評価を下げる可能性があるかもしれません。
また、反論しないでいるとそれは事実として認めたことにもないりかねないので、悪口の出所を確認して本人に真意をただす必要があります。
事実でないこと、それが事実となってしまっては自分に不利になることは問いただしたほうがいいでしょう。
もし、黙認してしまったら同じことを何度も繰り返される可能性が高いことも理由のひとつです。
まとめ
完全に悪口をやめさせる方法はありません。
結局は自分が悪口の受け取り方を変えるしかないのが現状です。
「悪口を言うヤツにろくなヤツはいない、だから同じレベルにならないように自分は気を付けよう」と考えましょう。
悪口に反応したり反論したりするヒマがあったら自分を高めることや自分の人生を楽しむことに時間をかけましょう。
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