陰口を叩くな。面と向かって言えは正しいのか?

陰口を叩くな。面と向かって言えは正しいのか?

面と向かって言わずに陰口を叩く心理

「陰口を叩くのは陰湿だ。言いたいことがあるのなら本人に面と向かって言うべきだ。」
と言われたことはありませんか。

しかし、たいていの場合、不満があっても直接相手に言うことはなく、陰口を叩くことが多いですよね。

その理由は次の通りです。

  • 相手に言うほどのことではない。
  • 相手が傷付く。嫌われたくない。
  • 気が弱い。直接言う勇気がない。
  • 面と向かって言うことは悪いことだと思っている。
  • 陰口を叩くことを楽しんでいる。共感する仲間を作りたい。
  • 自分の言い分は通らない、言っても解決にならないと思っている。
  • 相手のほうが強い、言い返される、ケンカになることを怖れている

上司でも部下に面と向かって言わない心理

基本的に言いたいことがあっても面と向かって言えないのは、相手のほうが強いからです。

もし自分のほうが強ければ、注意したりお節介という形で相手に直接伝えることができます。

しかし、上司でも部下に言いたいことがあっても面と向かって言わずに、第三者を通して伝えたり、みんなの前で話すことがあります。

その理由として考えられることは次の通りです。

  • その部下が苦手。嫌い。
  • 気が弱い。直接言うとパワハラと言われるのを怖れている。
  • 同じ失敗を繰り返さないために他の者にも注意喚起している。

中には本人に伝えることはせず、陰口を叩くだけの上司もいます。

この場合は陰口を叩くことを楽しんでいると言えるでしょう。

面と向かって言えという人の心理

「言いたいことがあるのなら面と向かって言え!」と言う人に本当に面と向かって言ったらどうなると思いますか?

結論から言うと逆ギレされます。

「面と向かって言え」という言葉はストレートに受け取ってはいけません。

その真意は「面と向かって言えと言っても言えないだろう。言えないことは言うな」と言いたいんです。

要は「陰口を叩くな」と言いたいわけです。

「面と向かって言え」と言うことで、陰口を言われなくなることを狙って言っています。

脅しで言っているわけですね。

また、「面と向かって言え」と言う人は、心の中では「この小心者が面と向かって言えるわけがない」とたかをくくっています。

だから本当に面と向かって言うと、言われた人は「生意気だ!」「調子に乗るな!」と怒り出します。

相手にとって嫌なことを面と向かって言うコツ

改善策とセットで

欠点を指摘するだけなら悪口です。

言われた相手は気分を害します。

面と向かって言うのなら「あなたのここがダメなのでこう直してほしい」と改善策を提示しましょう。

これなら悪口ではなくアドバイスになります。

下手に出る

下手に出るとは言い換えるとお願いをする形で言うことです。

例えば、「言いにくいのですが臭います。これからも仲良くしたいのでお風呂に入ってほしい。清潔にすることはエチケットです。分かってくれるかな?」という感じで言うといいでしょう。

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