
悪口を言う人は、そのまま悪口を言い続けているとどうなるのでしょうか?
悪口を言うことはストレスの解消になるという人もいますが、実際にはストレスをためることにもなっています。
このように悪口を言うことはメリット以上のデメリットがあると考えられますね。
今回は悪口を言うことのデメリットについて考えてみましょう。
信用を失う
悪口を言い続けていると、周囲からの信用を失うことになります。
特に誰彼かまわず悪口を言う人に対しては、自分がいないときは自分の悪口を言っているに違いないと周囲は思い始めます。
また、悪口を言う人のそばにいるだけで、自分も同じだと思われるかもしれないと考えるでしょう。
その結果、悪口を言う人は周囲から敬遠されるようになり、周りから人がいなくなり信用も失ってしまいます。
人間関係において信用を失うと言うことは、仕事だけに限らず社会生活を営む上で大きなデメリットになるでしょう。
もちろんすべての人が周囲からいなくなるわけではありませんが、悪口を言う人の周囲にいる人は悪口が好きな人たちです。
こうした人たちは悪口が楽しくて群がっていますが、固い絆で結ばれているわけではありません。
その証拠に自分も悪口を言われる危険を感じたらすぐ離れていくような存在なのです。
デメリットの方に意識を向けましょう。
人の悪口を言うと悪口を言う同類との関係しか結べません。
悪口を言わないまともな人には、自分が直接言われなくても距離を置かれます。
嫌われる
いつも悪口ばかり言っている人は、当然のことですが周囲の人に嫌われることになります。
職場の同僚に悪口ばかり言う人がいたら、せっかくの昼休みの食事中に悪口ばかり聞かされると思ったら、いっしょに食事したくないですよね。
また、悪口ばかり言う友人がいてもせっかくの休みの日に悪口を聞かされると考えたら、いっしょにどこかに出かける誘いも断ってしまうでしょう。
こうして悪口ばかり言っている人をみんな避けようとします。
それだけではなく、他人の悪口を平気で言うなら自分の悪口も周囲に言っているはずだと思いますね。
そのため、悪口を言う人は周囲から嫌われて孤立するようになってしまいます。
悪口を言われる立場になる
悪口を言い続けていると人が離れていくだけでなく、今度は自分が悪口を言われる立場になってしまいます。
周囲に味方がいなくなれば、今まで悪口を言われていた人も反撃しやすくなります。
今まで自分で言っていた以上の悪口を、今度は自分が受けることになるのです。
しかも周囲に味方がいなくなるので、誰も助けてくれずに孤立します。
周囲に仲間がいると悪口を言われても擁護してくれたり慰めてくれたりしてもらえますが、孤立している場合はすべて自分で受け止めることになります。
悪口を言っていた人は悪口を言われる立場になると、ひどく弱い存在になってしまいます。
悪人顔になる
人間の顔は普段どんな表情をしているかによって、長い時間をかけて一定の表情が定着していきます。
普段笑っている人はにこやかな表情になり、怒ってばかりの人は怖い顔になりますね。
悪口を言っている人は水戸黄門のドラマに出てくる悪代官や悪徳商人のような表情をするので、悪口を言っている時間が長いほど悪人顔が定着してしまいます。
いわゆるゲスな顔つきになる可能性が高いのです。
特に女性が悪人顔になると周囲の人はますます離れていくのは間違いないでしょう。
女優でも悪役や悪女の役が多い人は、役の上でセリフがない場面でも見ただけでも怖い雰囲気があります。
女優はわざとそうした表情を作っているので、悪人顔以外の表情も作れますが、自然に定着してしまった悪人顔は元に戻すのは難しいでしょう。
ストレスがたまる
ストレス発散のために悪口を言う人がいますが、悪口を言うと自分の耳からも悪口の情報を受け取ることになります。
そのため自然にストレスホルモンが抽出されて、むしろストレスがたまる可能性が高いのです。
つまり知らないうちにストレスがたまっているので、それを解消しようとしてまた悪口を言うという悪循環になります。
悪口ばかり言っているとストレスをどんどんため込んでしまう結果になります。
すさんでくる
周囲に人がいなくなり悪口を言われ続ける状態では、精神的にも参ってしまうことになりますね。
相談できる人もいなくなってしまい、ストレスもますますたまることになります。
その結果、今度は悪口を言うよりも愚痴を言うようになり生活や気持ちもすさんできます。
それにより仕事もやる気がなくなり、上司からの信用も失うかもしれません。
この状態になる頃には悪口を言う気力もなくなっているかもしれません。
まとめ
悪口を言い続けていると将来は孤立して悲惨な状況になる可能性があることをおわかりいただけたでしょうか?
悪口はデメリットの方が多いことがおわかりいただけたと思います。
もちろんすべての人がそうなるわけでも、悪口を言わなくても同じような状況になることもあるかもしれません。
しかし、少しでも将来を幸せな気持ちで過ごすことを願うのであれば、悪口を言う癖は今のうちに直すことをおすすめします。
コメントを残す