悪口を言っている人を見ると憎々しげに悪口を言っている人もいますが、いかにも楽しそうに悪口を言っている人もいますね。
本当に悪口の対象者が嫌いな場合は、感情がでてしまうので嫌いだという表情になります。
しかし、同じ悪口でも噂話や陰口などの場合は、むしろ楽しそうな表情をしている人が多い気がします。
つまり悪口を言うことに楽しさを感じている人がいるのです。
今回はなぜ悪口が楽しいのかということについて考えてみましょう。
悪口を楽しく感じる理由
人はなぜ悪口を楽しく感じることがあるのでしょうか?
SNSの誹謗中傷も楽しい
SNSでは自殺者が出るくらい誹謗中傷がエスカレートすることがあります。
誹謗中傷する人の中には、みんなやっているからと思いストレス発散のつもりで悪口を言う人もいるでしょう。
しかし、自分勝手な正義感を振りかざして、正しいことをしていると思い込んで誹謗中傷する人もいます。
こうしたタイプの人は自分がやっていることを正義だと思い、むしろ良いことをしていると自己満足しているのです。
そのため悪口を言うことで達成感を感じ楽しくなります。
客観的に見るとよってたかって誹謗中傷することは醜い行為なのですが、やっている本人は悪人を懲らしめているような錯覚に陥っています。
たとえば、ドラマなどの登場人物に対して同じような批判や中傷することは問題ありません。
現実には存在していない人が対象だからです。
ドラマの登場人物をけなしたり、いじったりするのはドラマを見る場合のひとつの楽しみ方でもあります。
しかし、SNSで実在する特定の人物を誹謗中傷することは、実在する人物を傷つけることになります。
誹謗中傷する人は目の前に本人がいないことをいいことに、相手が傷つくことも忘れて誹謗中傷を楽しんでいるのです。
悪口を言うことで仲間意識が高まる
仲の良い友達と会話をするのは楽しいものですね。
悪口には仲間意識を高める効果があるので、悪口を言い合うことで仲良くなり相手と楽しく会話が出来るという状況になります。
同じ人の悪口を言うことで会話が弾んで楽しくなってしまうのです。
本人に聞かれてもさほど困らないような悪口であれば、楽しく会話できるという点ではそれほど悪くないことかもしれません。
しかし、得てしてこうした会話はつい悪乗りしてしまい、本人には言えないようなことまで口走ってしまうものです。
しかも、「人をほめてもそれが伝わるには3ヶ月かかるが、悪口はすぐに伝わる」といわれているように、本人に伝わってしまう可能性が高いのです。
悪口が楽しくなってしまうと、あまり周りに気を使わなくなりつい大声で話してしまうことも原因のひとつです。
また、悪口で仲間意識は高まりますが、その関係が壊れるのもやはり悪口が原因となる可能性が高いでしょう。
悪口な好きな人同士なので、自分がいないときには悪口を言われていると疑心暗鬼になる可能性が高いからです。
全く楽しくない。
ただ、悪口をいって広がる交友関係もある。
問題はそこ。
まとめ
世の中には悪口が楽しい人も少なからずいることがわかりましたね。
しかし、それはゆがんだ正義感だったり、偽りの仲間意識だったり、長続きするものではありません。
同じ楽しみを求めるのであれば、健全で長続きするものを選びましょう。
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