悪口を思い出す理由:繰り返し思い出すことで記憶が定着している・ストーリーとして覚えている。対処法:客観的に分析してみる・ストーリーを全部思い出さない・プラス思考に切り替える。

悪口を思い出す理由と対処法
昔言われた悪口を思い出してしまうことはありませんか?

ひどい悪口を言われてしまうと、強く記憶に残ってしまい、ときどきフラッシュバックのように思い出してしまうことがあります。

忘れようと意識すればするほど、記憶が強まってしまい、忘れるのが難しくなります。

こんなときにはどうしたらいいでしょうか?

今回は悪口を思い出すときの対処法を考えてみます。

悪口を思い出す理由

人間の記憶は簡単には定着せずにすぐに忘れてしまいます。

それではなぜ悪口を忘れることなく思い出してしまうのでしょうか。

繰り返し思い出すことで記憶が定着している

人の記憶には短期記憶と長期記憶がありますが、短期記憶を定着させて長期記憶にするためには繰り返し思い出すことが効果を発揮します。

受験勉強と同じように何度も同じことを繰り返して覚えるのです。

これと同じしくみで、過去の悪口を忘れられないのは、繰り返し思い出してしまうからです。

悪口は嫌な思い出ですぐに忘れてしまいたいはずなのに、なぜ思い出してしまうのでしょうか。

ストーリーとして覚えている

記憶を定着させる方法は、反復すること以外にもあります。

それはストーリーとして覚えるという方法です。

子供の頃に聞いたおとぎ話などは、大人になるまでにそれほど読んだり聞いたりしていなくても大筋は覚えているものですね。

記憶を定着させるには文字や言葉として覚えるのではなく、ストーリーとして映像や感情と絡めた方がはるかに効果が高くなります。

悪口を言われたときに、その内容が嫌なものであるほど、言われたときのシチュエーションや嫌な気分などが残りやすくなります。

それが悪口を言った相手の顔や言い方とともに、ストーリーとして残ってしまうので、記憶がより定着しやすくなってしまうのです。

さらにある程度記憶が定着してしまうと、繰り返し思い出しやすくなるので、ますます記憶として強く残ることになります。

悪口を思い出さないようにする方法

悪口が忘れない理由が分かったところで、次はその記憶をどのように消したらいいのかも考えてみましょう。

客観的に分析してみる

悪口が記憶に残るほど気になっている原因は、悪口を言った相手よりも自分の中に問題があると考えてみましょう。

つまりどんな悪口を言われたとしても、自分が気にしなければ悪口は記憶に残ることはありません。

悪口を思い出してしまうのは自分の気持ち次第だということです。

一度言われた悪口を客観的に考えてみて、なぜそんなに嫌な思いをしたのかを客観的に分析してみましょう。

感情を抜きにして考えてみると、気にするほどの悪口でなかったと思えるかもしれません。

記憶に残る要素としては感情も大きな影響があるからです。

人間が悪口に悩む心理メカニズムとして、悪く書かれたことに対して、自分の思いをそこに重ねているから苦しいのだということを知っておきましょう。

悪口を思い出して悩んでいます。 : またですが、お願いします。最近、ことあるごとに、言わ – お坊さんに悩み相談[hasunoha]

ストーリーを全部思い出さない

記憶を長期記憶にするためにはストーリー性が重要でしたね。

反対に忘れるためにはストーリーを壊してしまえばいいことになります。

あなたは悪口を思い出してしまうときに、ストーリーを全部再現してしまってはいませんか?

悪口を言われたときのシチュエーションを思い出して、相手がどのような口調でそんなことを言ったのか、逐一最後まで思い出してはいないでしょうか?

ストーリーを最初から最後まで反復して思い出してしまうと、その記憶はより定着しやすくなってしまいます。

そのため、途中で意識的に途切れさせてしまいましょう。

相手が悪口を言い始めたところで、なるべく強い言葉で中断させて最後まで思い出さないようにするのです。

「うるさい」「だまれ」などの言葉でかまいません。

もしく悪口を思い出したら、好きな音楽をかけたり歌ったりして記憶を全部思い出さないようにしましょう。

思い出すたびに中断させていれば、記憶は薄れていくはずです。

今すべき事は、なるべく、嫌なことは頭から追い払い、考えない様にする事がベストです。

気が付けばひと月経っていますよ!

悪口を言われた時に忘れる方法ってないですか? – 自分の事を悪く言われた時に… – Yahoo!知恵袋

プラス思考に切り替える

悪口を思い出すことが多い人は、思考がネガティブになっている可能性が高い。

そこで長期的な方法としてはプラス思考に切り替えることをおすすめします。

今までマイナスだったものをプラスにするのは簡単ではありません。

しかし、ネガティブ思考のままでは1つの悪口の記憶が消えても、悪口を言われるたびに忘れられなくなります。

これをきっかけにプラス思考に切り替える努力をしましょう。

  • 考え込まずに休息してリセットする
  • 変えられない過去やまだ来てもいない未来よりも、今のことを考える
  • 体を動かす習慣を付ける(スポーツやジムなど)

上記の点を普段から意識していればしだいにネガティブ思考が薄れていくはずです。

長期的には悪口を思い出すことも覚えていることもなくなりますよ。

まとめ

記憶は自分だけのものです。

つまり悪口を覚えているのも思い出すのも自分が原因であることを認識しましょう。

悪口を思い出さないようにできるのもまた自分自身なのです。

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