他人の悪口を話しているときに、偶然本人に聞かれてしまったことはありませんか?
直接本人は聞いてなくても悪口を聞いた人が、本人に伝えることもあります。
また、その悪口を言っていたのが自分ではなくても、その場所にいただけで相手からは嫌われてしまうかもしれません。
今回は悪口を本人に聞かれてしまった場合の対処法を考えてみましょう。
悪口を言っているときに後ろに本人が立っていた!
という体験したことはありませんか。こんなときどうすればいいのでしょう?
悪口の内容まで聞かれていないこともあるので、悪口は言ってなかったかのようにいつも通り接する。「私の悪口を言っていたでしょ」と言われたときに謝るでいいと思います
— ムソムソ心理学【人間関係の悩み】やっかいな人はこれで解決! (@yakkainahito) May 15, 2021
本人に悪口を聞かれてしまった場合
謝る
悪口を本人に聞かれてしまったら、どんな内容であったとしても謝罪することが原則です。
謝罪するときはあまり長々とした言葉は必要ありません。
長すぎると言い訳じみて聞こえるのと、相手がそれほど気にしていない場合は長々と謝罪されるのも苦痛です。
シンプルに「先ほどはごめんなさい」と言った方がいいでしょう。
相手によってはそのままにする
悪口を言った対象者が普段から評判が悪く、周囲からも嫌われているような人の場合は、謝罪するのもいいですが、あえてそのままにしておくという方法もあります。
特に悪口の内容が相手を批判するようなことであれば、自分の悪い点を気付いてもらうという意味で、あえて謝罪しないと言うことです。
また、相手の性格が怒りっぽい場合は、謝罪することで返って相手を怒らせてしまうことがあります。
そのため悪口を言ったことはなかったことにしてしまうということもありです。
ただし、相手の性格によっては悪口を言ったことを根に持ち、その後あなたにつらく当たることを覚悟する必要があります。
謝ったときにひどく怒られるのか、後でつらく当たられるかの違いですが、どちらにしても自業自得と諦めましょう。
これを機会に相手と議論する
悪口の内容が相手に対する不満から来ているのであれば、単に謝罪するだけでなく相手と向き合って一度議論してみるという方法もあります。
お互いに言いたいことを言ってすっきりしてしまえば、陰で悪口を言う必要もなくなります。
もちろん、この場合は感情的にならないよう気を付ける必要があります。
できれば、第三者の中立的な立場の人も交えるといいでしょう。
謝るだけでは人間関係の修復はできないと思いますよ。
Aさんとこれからも付き合っていく気持ちがあるならば、同じ事を本人に面と向かって言って話し合ってみれば?
変にギクシャクして時間を無駄にせず、生真面目な人なら議論することで意外と良い方向に向かうと思いますよ。相手の意見も聞けるしね。
話し合うって大切ですよ。
上司に悪口を聞かれてしまった場合
筆者が会社に勤めていたころ、会社の先輩が昼食時に飲食店で上司の批判をしていたら、すぐ近くにその上司がいたという話を聞いたことがあります。
同じ悪口を聞かれたケースでも相手が上司の場合はどうするのがベストでしょうか?
ちなみのその先輩たちは特に何もせずそのままにしていました。
相手の上司は親会社の出向役員でしたが、ほぼ全員から嫌われていたからです。
基本的に謝罪すべき
相手が上司であっても、むしろ上司であるからこそ速やかに謝罪をした方がいいでしょう。
特に悪口の内容が相手の性格や見た目などに関するものであれば、相手が誰であっても傷つくことは間違いありません。
この場合も謝罪は長くならないように気を付けてシンプルな言葉で謝罪しましょう。
なるべく言い訳がましいことは言わないようにするのがポイントです。
悪口や批判が仕事に関する場合
悪口の内容が仕事のやり方などであれば謝罪するのはもちろんですが、そのときに意見を添えて改善を促してみるのもひとつの方法です。
部下にとっては納得できない仕事のやり方でも、上司なりの考えがあって、やっているのかもしれません。
これをきっかけに話し合ってみましょう。
不満が解消されれば、その後悪口を言うこともなくなります。
とぼけたり何もしないのはマイナス
悪口を直接聞かれた場合でなければ、上司に何か言われるまで何もしなかったり、とぼけたりするという方法もあります。
しかし、自分のやったことをごまかしていると上司に判断されれば、自分に対する評価にも影響が出てしまいます。
また、自分ではうまくごまかせたつもりでも、周囲からは悪口を言ったのにとぼけている人と思われてしまうこともあります。
やはり素直に謝罪する方が印象が良くなることは間違いありません。
聞かれたかどうかはっきりしない場合
はっきりと悪口を聞かれたかどうかわからない場合は、慌てて謝罪するとやぶ蛇になってしまう恐れがあります。
この場合はむしろ何事もなかったように今まで通りの態度を維持するようにしましょう。
上司に聞かれてしまっていて、上司から指摘されたら素直に謝罪すればいいのです。
上司もそれほど気にしていなければ、特に指摘はしないでしょう。
ただし、中には陰湿な上司がいますから、そのときは嫌がらせで返される覚悟はしておきましょう。
これも自業自得ですね。
今日はもう会わないじゃないですか?
明日?でも会った時は、にこやかに、さわやかに、明るく、挨拶をすればいいですよ。人間って、ずうっっっっと同じ感情を抱いているわけじゃないから、もし仮に聞かれていたとしても、次からそういう態度であれば、何の問題も生じませんよ。
それより、いつまでも『どうだろ?聞かれた?』なんて思っていると、それが態度に出てしまうので、かえって、よくないですよ。
まとめ
悪口を相手に聞かれてしまった場合は、逆の立場だったらどう思うかを考えてみましょう。
特に上司の立場であれば、信頼されていると思っていたのに、反対に悪口を言われていたらショックではないでしょうか。
そんなときに悪口を言った人は謝るどころか言い訳もしないと、上司はどう感じるでしょうか。
相手に悪口を聞かれてしまったら素直に謝罪するのが一番ですよ。
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