悪口はスルースキルで解決しよう。スルースキルとは受け流す能力のこと。陰口はスルーする。面と向かって批判されたら検討する。その際、その情報の出所を確認する。感情的にならない。

最近「スルースキル」という言葉が使われるようになってきました。

スキルとは言っていますが、気持ちの持ち方の問題ですね。

SNSの普及に伴って匿名で悪口を言われることが増えたことで、スルーする必要性が高まった証拠かもしれません。

このスルースキルはSNSだけでなく、リアルで言われる悪口にも効果があるのでしょうか。

今回はスルースキルとは何か、悪口はスルースキルで解決できるのかを考えてみましょう。

スルースキルとは

そもそもスルースキルとはどんなスキルなのでしょうか。

受け流す能力

世間でスルースキルと呼ばれているものは、簡単に言えば受け流す能力のことです。

しかし、悪意のある悪口であれば、受け流してもかまいませんが、批判や批評の中には受け止めた方がいいものも含まれています。

耳障りな言葉をすべて受け流してしまうと、重要なアドバイスを見逃してしまうこともあります。

スルースキルは受け流すと言うよりも、いったん棚に上げる能力だと考えた方がいいかもしれません。

棚に上げる能力

棚に上げるという言葉はあまりいい意味で使われることはありません。

都合の悪いことを棚に上げるという表現もあるので、臭いものに蓋をするという意味で捉える人もいるでしょう。

しかし、物事に優先順位を付けて、早急でない場合はいったん棚に上げるという意味で考えると棚に上げることは必須だとも言えます。

言葉を換えれば、保留すると言うことにもなります。

よい意味で棚上げができる人かどうかは、学生時代を思い出してみるとよくわかります。

試験問題を解くときに出題順に解く人、時間がかかりそうな問題を後回しにする人、あなたはどちらでしたか?

あなたが問題を一通り読んでから簡単な問題であれば解き始めて、時間がかかりそうなら後に回すタイプであれば、よい意味でのスルースキルを身につけていると言えるでしょう。

ちなみに筆者は前者のタイプだったので、あまり要領がよくありませんでした。

取捨選択してスルーする

例えば悪口ではなく上司からの指示があったとします。

いつも思いつきで指示を出す上司であれば、適当に聞いたふりをしてすべてスルーする人もいるかもしれません。

しかし、仮にも仕事であれば、上司の指示はいったん全部聞いて自分でスルーできるところとできないところを判断した方がいいでしょう。

スルーできない部分はその上司にきちんと伝えて、指摘できる能力も必要になります。

つまりスルーする場合でも自分の判断能力は必要になると言うことです。

テキトーな指示を野放しにしてると仕事が効率的に進まなかったり現場が混乱したりして結局困るので、私だったら、ニコニコ聞いてるフリしつつ指示のアラを指摘はします。

指示自体は的確だけど言い方がムカつくとか話が長いとかだったらスルーします。

スルースキルについて。24歳、男です。自分はあまりスルースキルが備わっていな… – Yahoo!知恵袋

悪口をスルーするやり方

スルースキルがどのようなものか分かったところで、実際の悪口に対してはどのようにスルーしたらいいのか考えてみましょう。

陰口はスルーする。面と向かって批判されたら検討する。

同じ悪口でも悪意のある陰口から、面と向かった非難、誹謗中傷など様々なタイプがあります。

そのため、どれをスルーするのかを判断することは大切です。

陰でコソコソ言っている悪口であれば、気にしても時間の無駄なのでスルーしましょう。

しかし、面と向かって批判してくる相手は、大事なことを伝えている可能性があります。その場合は、いったんすべてを受け止めて、そのあと対応すべきかどうか取捨選択をしましょう。

もちろんすぐに判断できない場合は、棚上げしてじっくり検討することも必要です。

このように悪口はすべて排除するのではなく、取捨選択して対応するかスルーするのかを判断しましょう。

世の中にはいろいろな人がいます。

大人になるとあからさまに悪意や敵意をむき出しにしてくる人も大勢います。

一々気にしていたら生きていけませんから、基本スルーが一番賢い選択だと思います。

「他人の善意には最大の感謝を、他人の悪意は気づかぬフリを」
父に教わった言葉です。

悪口ってスルーするのが正解でしょうか? – 私は悪口言われたら… – Yahoo!知恵袋

判断能力を高めるには

上手にスルーするためには物事を判断する力が不可欠です。

それではどうやってその能力を高めたらいいのでしょうか。

その情報の出所を確認する

現在はネットの普及で情報があふれかえっている時代です。

そんな中で自分にとって重要な情報だけを選ぶことは難しいことですね。

でも特定の情報を収集していくうちに判別できるようになります。

ポイントはその情報の出所を確認することです。

情報の出所が曖昧だったり、個人の主観に基づいたものだったりすれば、信じるに値しないと判断するのです。

これを続けていくことで自分なりのパターンが見つかるので、情報の取捨選択ができるようになります。

感情的にならない

悪口を判断する上では極力感情を排除して、客観的に見る必要があります。

いわゆる俯瞰(ふかん)で物事を全体的に見ると言うことです。

特に悪口を聞いたときは感情的になりやすいので、6秒数えて冷静になりましょう。

怒りの感情は6秒で落ち着くと言われているので、かっとなりやすい人は6秒数えてから冷静に判断しましょう。

まとめ

最近よく言われるスルースキルを誤解していた人も多いかもしれません。

何でもかんでも無視していたのでは、自分に役立つことも見逃してしまいます。

特に感情的に判断すると損をすることも多いので、客観的に判断する力も身につけておきましょう。

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