皆さんは濡れ衣を着せられて、やってもいないことで悪口を言われたことはありませんか?
自分でやったことで悪口を言われるのであれば、自業自得だと思って我慢することもできますが、実際にやっていないことで悪口を言われるのは耐えられないという人が多いでしょう。
今回は濡れ衣を着せられて悪口を言われたときに、どうしたらいいのかを考えてみましょう。
濡れ衣とは
濡れ衣(ぬれぎぬ)そのものの意味は無実の罪や心当たりのない悪い評判という意味があり、多くの場合は「濡れ衣を着せる、着せられる」という使い方をします。
濡れた衣は体にまとわりついてなかなか脱ぐことができませんね。
無実の罪を晴らすのは難しいことをよく表した言葉だと思います。
濡れ衣を着せられたら濡れ衣を晴らしたくなりますが、これが簡単にできないのには理由があります。
やっていないことを証明するのは「悪魔の証明」と言われていて非常に困難だからです。
濡れ衣を晴らすのは難しい
あなたは「悪魔がいないことを証明しなさい」と言われたらどうしますか?
証明するためには証拠が必要ですが、存在しないことを証明するための証拠は、いわゆる状況証拠しかありませんね。
存在していないのですから物的証拠があるはずがありません。
反対に悪魔がいることを証明するのは簡単で、実際に悪魔を連れてくればいいだけです。
このように自分がやっていないことを証明するのは、ほとんどできないため濡れ衣を晴らすことは難しいのです。
濡れ衣を完全に晴らす唯一の方法
しかし、やっていないことを証明するのは難しいですが、やっていることを証明するのは、簡単とは言いませんが不可能ではありません。
つまり本当にやった人を探して証明すればいいのです。
ただし、現実問題としては知らないうちに濡れ衣を着せられていることがほとんどなので、誰か他の人がやったという証拠を集めることもかなり困難でしょう。
せいぜい悪口を流している人に対して、自分がやったと証明させることくらいしかできませんね。
それも、人から聞いただけだから証明する必要はないと言われればそれまでです。
濡れ衣で悪口を言われたときの対処法
濡れ衣を完全に晴らすためには、証拠を集めたり、証人を探したりと探偵や警察まがいのことをする必要があります。
濡れ衣が犯罪に関係していればそこまで考えなければいけませんが、社内での嫌がらせにとどまるようであれば、それ以外の方法で対処しましょう。
感情的にならない
濡れ衣を着せられたことで動揺して慌てふためいたり、感情的になったりしては、いかにも図星を突かれたという印象を与えてしまいます。
かといってあまり冷静に対処しても、本当のことだから動揺しないと思われることもあります。
なるべくいつものような態度で、その話は誰から聞いたのか、自分がやったという証拠や目撃者はいるのか、といった客観的な事実を確認しましょう。
濡れ衣であれば事実を積み重ねることで、しだいにボロが出てくるものです。
毅然とした態度で、
「やってません。何を思おうと結構です。そもそも、私はいかにも自分が疑われるようなやり方をするような馬鹿だと思いますか。疑うのはやめたらどうですか。失礼です」
と言ったらどうでしょうか。
まともな人なら、そうかと思いますよ。
ささいな悪口であれば無視する
悪口の内容によっては、無視したほうがいい場合もあります。
ささいな悪口であれば、濡れ衣を晴らすために努力したり、時間を使ったりすることさえもったいない。
仕事や自分の名誉に大きな影響がないのであれば、あえて無視することも大切です。
むきになって否定すると疑われることがあります。
ほとんどの悪口に対しては無視することが一番です。
ただし、親しい友人には根も葉もないことや濡れ衣だということを訴えましょう。
信じてもらえる人がいるだけでストレスは軽減されます。
>>何故、悪口を言われたら無視をしたほうがいいのですか?
言い返したり、自分もその人の悪口を言うとトラブルになるからです。
>>実際、悪口を言って無視されてどんな気持ちになりますか?
心が痛むでしょう。
まとめ
濡れ衣を着せられて悪口を言われると、感情的になってしまいがちですね。
しかし、考えてみて下さい。
濡れ衣を着せた相手はあなたのそんな姿を見て喜んでいるのです。
濡れ衣を晴らそうとして躍起になっているあなたを見てほくそ笑んでいることを考えると、あえて無視した方が効果的だとは思いませんか?
濡れ衣に対しては冷静に否定し続けていれば、人の噂も75日ですからいつの間にか消えています。
無視することで当てが外れてがっかりしている相手を想像して、あなたがほくそ笑むほうがいいですよ。
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