悪口を言う人には、直接言わずに陰口を叩く人と面と向かって悪口を言う人がいますね。
陰口をたたく人の心理は、臆病で直接言えないというのはなんとなく分かります。
また、悪口の出所がわからないように、相手の悪評を広めたいという心理があるのもわかります。
しかし、悪口を直接相手の目の前で言う人は、どのような心理をしているのでしょうか。
今回は悪口を直接言う人の心理や対処法について考えてみます。
直接悪口を言う人の心理
面と向かって直接悪口を言う人の心理から考えてみましょう。
親しいから許されると思っている
親友や家族からの悪口は、ときには忠告と受け止めることができる場合があります。
しかし、忠告と受け止められるのは、それまで築き上げてきた関係性があってこそなのです。
面と向かって直接悪口を言ってくる人の中には、そうした信頼関係があると勘違いしている人もいます。
悪口を言っても許されるような関係だと思って、直接悪口を言っている可能性があります。
しかし、悪口を言われた人はそれほど親しい関係とは思っていなければ、悪口を直接言う失礼な人としか思われません。
このように関係性の感じ方に温度差があるときは、アドバイスのつもりで少しきついことを言ってしまうと悪口と捉えられてしまいます。
また、ある程度親しい仲であっても「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、悪口だと受け取られないような配慮が必要ですね。
言っている本人があまり深刻に考えていないで、相手の欠点を笑い話にしているぐらいにしか思ってない人もいますよね。
こっちはすごく傷ついてるということに気付いてない場合もあります。
良く言えば、その人の特性と言うか・・・(-_-;)
本人の前で嫌味を言う人の心理 -本人の前で面と向かって嫌味を言って笑- 大人・中高年 | 教えて!goo
相手をなめている
普通は相手に直接悪口を言う場合は、それなりに反撃されることを警戒します。
つまり、自分よりも肉体的・精神的に強い、あるいは会社での立場が上の人に対しては直接悪口を言うことはありません。
従って、直接悪口を言う相手は、自分よりも下だと思ってなめてかかっていると考えていいでしょう。
あるいは自分の立場が圧倒的に上だと考えて、反撃を受ける心配はないと判断しているのです。
悪口を言われた経験がある
過去に自分も直接悪口を言われて悪意にさらされた経験がある人の中には、反動で他人にも直接悪口を言ってしまう人もいます。
むしろ直接悪口を言うのが普通だと思っているのかもしれません。
また、自分も直接悪口を言われて嫌な思いをしたのだから、他の人にも同じ思いをさせてやろうと考えているのかもしれませんね。
嫉妬が原因
嫉妬が原因で直接悪口を言う場合は、相手を選んでいます。
職場であれば、仕事が出来る先輩や上司に対して直接悪口を言うことはありません。
自分と同じ立場や後輩が仕事でうまくいった場合に嫉妬して、「それは実力ではなく運だ」とか、「誰がやっても成功する」などといった悪口を言うのです。
悪口を言う相手の立場が自分に近いほど、その人の成功に嫉妬を感じてしまい悪口となって攻撃してしまいます。
なぜなら「あいつが出来るなら自分にも出来るはずだ」と考えてしまうからです。
直接悪口を言う人への対処法
面と向かって悪口を言ってくる人にはどのように対処したらいいのでしょうか?
距離を置く
どんな相手であっても距離を置くことが最も簡単で効果的な対処法となります。
特に面と向かって悪口を言うことは、性格的に気が強くなければ出来ません。
悪口を言ってくる時点で、あなたよりも自分が強いと考えていることになります。
そうした性格の人に対して反論したり、悪口を言い返したりしても泥沼になるだけです。
あえて反論せずに距離を置く方が適切に対処できるでしょう。
しかし、職場の先輩や上司であれば、悪口に聞こえるような言葉でも、あえて強い言葉で指導している場合もあります。
この場合は、直接真意を問いただしてみましょう。
その結果、単なる悪口だと判断できるのであれば、歩み寄る必要はないので、やはり可能な限り距離を取りましょう。
反省してみる
悪口の内容によっては自分にも反省すべき点があるかもしれません。
その場合は、素直に反省して相手にもその旨を伝えてみましょう。
素直に感謝の言葉を言えば、相手もそれ以上悪口を言えない状況になります。
また、自分自身を振り返ってみることで得られることもあります。
悪口も自分自身の糧になると考えることで、それほど腹も立たなくなります。
まとめ
陰口も対処に困るものですが、面と向かって悪口を言われるのもつらいものです。
しかし、直接悪口を言われると言うことは、周囲に人がいる可能性が高いでしょう。
普段から信頼できる仲間作りを心がけていれば、悪口を言われたときも守ってもらうことも出来ます。
悪口はマイナスのコミュニケーションと言われているので、プラスのコミュニケーションで相殺してしまうことも大事ですね。
コメントを残す