人の悪口を吹き込む人がいます。
たとえば新入社員に「あの人は○○な人だから気を付けなさい」などと言う人は、一見すると親切な人に見えます。
しかし、本当に親切心で言っているのか、自分の味方につけようとしているかはわかりませんね。
今回は人の悪口を吹き込む人について考えてみましょう。
人に悪口を吹き込む心理
人に悪口を吹き込む人はどんな心理で行動しているのでしょうか。
世話好き
新人など初めて職場に来た人に癖のある人を教えておく人は、単なる親切心や世話好きな性格の人と考えられます。
ですから話の内容も悪口と言うよりは、情報を与えていると言うことに近いと本人は思っているでしょう。
しかし、言われた本人が聞いた場合、それは悪口と捉えられる可能性もある内容がほとんどです。
「あの人は気が短い」
「あの人は怒りっぽい」
「あの人は天然だ」
などという言葉は、本人からすれば悪口にしか聞こえないでしょう。
これらの言葉に対して聞かされた人はどうすればいいのでしょうか。
確かに何も知らない状態ではいくらでも情報は欲しいものですが、こうした悪口とも言えるような情報は言っている人の主観が多く入っています。
話は話として聞いておいてもいいですが、実際の判断は自分で対象者に会ってから決めることが大切です。
主観の多く含まれる話は自分で判断することが重要ですね。
自分の味方にしたい
職場には派閥やグループが形成されている場合があります。
いわば勢力争いをしていると言えます。
そのため、大学のサークルで新入部員を集めるための勧誘と同じで、自分のグループの仲間にするためにライバルの悪口を吹き込むことがあります。
新人であれば一体どんなグループがあるのかも見当がつかないでしょうから、最初に話しかけてきた人を信じやすくなるでしょう。
しかし、これも自分で判断するしかないので、新人の時は当面様子を見てすぐに特定のグループに属するようなことはしない方がいいでしょう。
なるべく中立の立場を取ることで、様子がわかってから自分で判断しましょう。
親しくもないのに、まだ知り合って日も浅いのに「○○さんは変わった人だから」「○○さんのこと、どう思う?」と聞いてくる人って、結局のところ、自分がその○○さんの
ことを嫌っており、一緒に嫌ってくれる相手が欲しくて聞いてると思いませんか?
噂好き
悪口を吹き込む人の中には単なる噂やゴシップが好きなだけという人もいます。
このタイプの人は共通の話題で盛り上がりたい、悪口をきっかけにして仲間を増やしたいという気持ちを持っています。
あまり害はありませんが、ネタにされた当人にとっては迷惑な人ですね。
しかし、中には悪口の対象者の評判を落として、自分の評価を高めたいと思っている人もいます。
悪口を聞かされて安易に同意してしまうと、あなたも悪口を言っていたことにされてしまい、トラブルに巻き込まれることになります。
どんなケースでも悪口を効かされたら、はっきりとした同意はしないように注意しましょう。
まとめ
基本的に悪口を吹き込むような人は信用が出来ないと考えましょう。
なぜなら、その悪口の対象があなたにならないという保証がないからです。
悪口を吹き込む人からは距離をおくことが大切です。
コメントを残す