面接で前の会社の悪口を言ってもいいのか?

面接で前の会社の悪口を言ってもいいのか?
面接で前の会社の悪口を言ってもいいのか?

転職するときに面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。

それは「なぜ前の会社を退職したのですか」。

この質問をされたときに会社の悪口を言うと面接ではマイナスになるでしょうか。

それとも正直に思った通りのことを言った方がいいのでしょうか。

今回は面接で前の会社の悪口を言ってもいいのかという点について考えてみましょう。

 

面接で前の会社の悪口を言う理由

前の会社の悪口を面接で言うケースには、どのような場合があるのでしょうか?

前の会社でトラブルがあって辞めた

前の会社でトラブルがあって辞めた
前の会社でトラブルがあって辞めた

最近では上場企業でもリストラがあるので、会社都合のリストラで転職する場合は前の会社の悪口は言う必要ありませんね。

また、自己都合で退職した場合も前の会社を悪く言う必要はありません。

前の会社の悪口を言いたくなるのは、トラブルが原因でやめた場合です。

例えば、上司と折り合いが悪くケンカをしてしまい、売り言葉に買い言葉で感情的に会社を辞めてしまった場合があります。

この場合は、自分の中では上司に悪い点があると思い込んでいることが多いので、つい悪口を言ってしまいがちです。

このようにトラブルが原因で前の会社を辞めてしまうと、客観的に見ると自分が悪い場合でも面接では、それを隠して前の会社や上司を悪く言ってしまう人も多いでしょう。

 

職場環境が悪くて辞めた

職場環境が悪くて辞めた
職場環境が悪くて辞めた

退職するきっかけで多いのが職場環境が悪いという理由でしょう。

残業が多く残業代も付かず、休みもなかなか取れない、

その割に給料が安くいといった環境であれば、誰でも辞めたくなるでしょう。

そのため転職先の面接で、前の会社の職場環境について悪口を言ってしまうことが考えられます。

 

人間関係が原因で辞めた

人間関係が原因で辞めた
人間関係が原因で辞めた

職場環境と同じくらい人間関係が原因で退職するケースは多いと言われています。

退職を決めるほど人間関係が悪い職場は、ハラスメントが蔓延しているような職場を想像してしまいますね。

人間関係が原因で会社を辞めざるを得なくなると、自分は被害者という意識が強くなるので、面接でも前の会社の悪口を言ってしまいます。

しかし、相手だけが一方的に悪いとは限りません。

そのため第三者から見れば前の職場の人たちだけが悪いとは考えずに、どちらにも非があるという考えをする人が多いでしょう。

 

前の会社の悪口はどう受け止められるのか

前の職場を辞めた人からすると、会社の悪いところばかり目に付くので悪口を言ってしまいがちですが、それを聞いた面接担当者はどのように感じるのでしょうか。

自分の会社も悪く言われると感じる

自分の会社も悪く言われると感じる
自分の会社も悪く言われると感じる

普通に考えると、退職した会社の悪口を言う人が自社に勤務してまた辞めることになったら、同じように自分の会社の悪口を言うのではないかと思うのが人情ですね。

少なくても一度会社を退職した過去があるのは間違いないので、退職理由は面接担当者にとっては重要なポイントです。

中途採用をする会社は即戦力を求めていることが多いので、実力があることはもちろんですが、周囲と上手くやっていく協調性も求めています。

協調性という点から見ると前の会社の悪口を言う人物はマイナス評価になるのは間違いありません。

 

マイナス思考だと思われる

マイナス思考だと思われる
マイナス思考だと思われる

前の会社の悪口を言う人は、悪口を言うことに抵抗がない性格だと判断されるかもしれません。

相手が会社とはいえ悪口を言う人は、マイナス思考が強い性格だと判断することができます。

たとえ悪口の内容が本当のことだとしても、面接官にはその判断をすることはできません。

したがって悪口の内容が事実かどうかは、面接官にはほとんどどうでも良いことになります。

問題は悪口を言うような性格やマイナス思考であることが、自社の社員としてはプラスにならないということです。

 

冷静さが足りないと判断する

冷静さが足りないと判断する
冷静さが足りないと判断する

面接の場で前の会社を退職した理由を聞かれて、そのときのことを思い出して感情的に悪口を言ってしまうと採用の可能性はほとんど無いでしょう。

なぜなら面接という自分の人生を左右するような重要な場で、感情をコントロールできないと思われてしまうからです。

そんな人が重要な仕事を冷静にこなしていけるとは誰も思わないでしょう。

たとえ前の会社でどんなにひどい目に遭ったとしても、面接担当者には関係のないことです。

面接官が判断するのは自分の会社にとってプラスになる人材かどうかという点です。

感情をコントロールできない人は、自社にとってマイナスになると考えるのは当然のことになります。

 

上手な退職理由の言い方

退職した理由は人によって様々ですが、どんな理由であっても再就職の面接ではプラスに捉えられることが大切です。

どのような言い方をすればプラスになるのかを考えてみましょう。

不満ではなく事実を伝える

不満ではなく事実を伝える
不満ではなく事実を伝える

例えば、前の会社の職場環境が悪かったことが原因で退職したとします。

この場合は「残業が多かった」「休みがなかった」と不満を面接で言っても、良い印象は与えられません。

そこで不満ではなく事実を伝えて面接官に判断してもらうというやり方をしましょう。

「残業が多くて大変だった」という話をするよりも「毎月100時間を超える残業が普通で健康上の不安があったので退職した」と伝えた方が説得力があります。

また、月100時間を超える残業は明らかに法律違反なので、前の会社の違法性を客観的に伝えることができます。

前職の会社に対する悪口を言うと、それがそのまま、貴方の性格が批判的でしかないと判断される可能性があります。

言うとすれば、仕事の進め方ですね。

転職理由を聞かれるとどうしても前の会社の悪口になってしまいます、あまり悪… – Yahoo!知恵袋

 

聞かれたからしょうがなく答えるという態度で話す

聞かれたからしょうがなく答えるという態度で話す
聞かれたからしょうがなく答えるという態度で話す

面接官によってはストレートに前の会社の悪いところを聞いてくる場合があります。

そのときの答え方であなたの性格などを判断しようという考え方です。

この場合は少し演技が必要ですが、少し口ごもってから意を決して話を始めるといいでしょう。

待ってましたというような態度をとってしまうと印象は悪くなってしまいます。

前の会社の悪口を喜んで言うような常識のないことはしないという気持ちを伝えることが大切です。

面接では非常識な態度が嫌われるのは、転職でなく新卒の場合でも同じです。

「前の会社を悪く言いたくはないですが」と前置きすることで、同じ悪口でもずいぶん印象が違います。

 

辞めた理由を環境のせいにする場合

やめる選択をした理由には、周りの環境とそれに適応しなかった自分自身という2つの面があります。

よく「環境のせいにするのはいけないこと」なんで言われますが、環境に適応する、環境を変える労力は相当なものです。

それよりももっといい環境があれば、そこに移ってより高いパフォーマンスを発揮したほうがいい、と判断するのは当然のこと。時間や労力がもったいないですからね。

自分の脳力が満足に発揮できなかった環境、それに適応しようとした経緯、適応することを諦めた理由。これらを説明し前向きな姿を伝えられればいいのではないでしょうか。

私は人間関係が原因で会社を辞めました。 これから転職活動をす… – 人力検索はてな

 

まとめ

前の会社の悪口は原則としては言わない方が、次の就職先への印象は良くなります。

なぜなら悪口を言うこと自体がネガティブな性格だと判断される可能性があるからです。

しかし、退職の理由は必ず聞かれてしまうことは覚悟しなければいけません。

そのため面接の前には必ずプラス指向の理由を準備しておきましょう。

そして悪口ではなく客観的な事実、特に数字を伝えることで退職は仕方がなかったという印象を与えるといいでしょう。

くれぐれも感情的な悪口だけは言わないようにしましょう。

 

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