悪口を言うメリット:ストレスの発散ができる・仲間意識を強める。悪口を言うデメリット:悪口を言う人は嫌われる・自分が悪口を言われる・悪人顔になる。

悪口を言うメリット・デメリット

悪口を言うことにメリットやデメリットがあるのかと聞かれたら、メリットはあまり思いつきませんがデメリットについてはたくさんありそうな気がしますね。

まずメリットとしてよく言われているのは、悪口を言うことでストレスが発散されるということですが本当なのでしょうか?

デメリットに関しては悪口を言う側も言われる側もデメリットだらけの気がします。

今回は悪口を言うメリット・デメリットについて考えてみましょう。

悪口を言うメリット

悪口を言われる側にメリットはまったくありませんが、悪口を言う側にはメリットはあるのでしょうか?

メリットと考えられるのは2つあります。

ストレスの発散ができる

多分多くの人が悪口はストレスの発散になると考えていると思いますが、実は反対でストレスが増えるという研究結果もあります。

また、悪口を言うと、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールというのは、ストレスを感じたときに放出されるホルモン。

先ほどドーパミンが放出されると言ったので快楽を得ていると思いきや、悪口を言っているときは同時にストレスも感じているのです。

よく悪口を言う人ほど「不幸になる」科学的根拠 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

旧脳(本能を司る脳)は主語を意識していないと言われているので、自分で悪口を言っても自分に言われたと解釈してストレスを感じるそうです。

ストレスホルモンが増えると老化も早まるそうですから、悪口を言うメリットと考えていたことは、むしろデメリットだったんですね。

仲間意識を強める

歴史を振り返ってみると国内がまとまらない場合は、外に共通の敵を作って結束力を高めるという手法がよく使われていました。

豊臣秀吉の朝鮮出兵などもその1つです。

同じように悪口を言う共通の相手がいることで、仲間内の結束力を高めることが悪口のメリットと考える人もいるようです。

しかし、考えてみると共通の敵が弱ければ結束力はあまり強くはなりません。

また、共通の敵が強すぎても反撃を受けて結束どころではなくなります。

歴史を見ても外に敵を作る政策が成功するのは一時的なもので、長く続いた例はありません。

こうして考えてみても悪口を言って仲間意識を高めるという理屈には合理性が欠けています。

むしろ弱いものいじめをしている子供の心理に近いと言えます。

虐めっこの心理状態です。

これは学校に限らず社会に出て大人の世界でも多くあります。

自尊心や嫉妬や妬みなどなら蹴落としたいターゲットを絞こみ
仲間を増やして多数で攻撃する行為です。

「共通の敵を作って仲良くなる心理」について。これは本能的なものなのでしょ… – Yahoo!知恵袋

悪口を言うデメリット

悪口を言うメリットはないことがわかりましたが、反対にデメリットは数多くあります。

まずは単純に周囲から嫌われるというのが、大きなデメリットでしょう。

嫌われる

周囲に悪口を言う人がいた場合、悪口を聞かされる人の気分はどうなるでしょうか。

先ほどの脳は主語を理解できないという説が本当であれば、悪口を聞いている人もストレスを感じて気分が悪くなってしまうでしょう。

脳科学を抜きにして、経験上でも人の悪口を聞くのは気持ちのいいものではありません。

悪口を言った人への印象が悪くなるのは当然の結果です。

悪口ばかり言っている人は嫌われて当然です。

以前に潜在意識で自分の望むものを手に入れる関連で、「潜在意識には3人称がないのですべて自分のこととして作用し他人にとっての悪い結果を望むことは通用しない」というのがあり、少し似ているなと感じました。

「脳は主語を理解できない」といいますが、私はそうは思いません。上記… – Yahoo!知恵袋

自分が悪口を言われる

人の悪口を言っていれば、いつか本人の耳に入ります。

悪口を聞いた人が告げ口をする可能性が高いからです。

悪口を言われた人は今度は自分の悪口を言いふらすかもしれません。

こうなると悪口合戦の泥沼になって、自分も無傷ではいられないことになります。

また、悪口のメリットで紹介したように、ストレス発散のつもりで悪口を言っても、実はストレスをためるだけというのも自分にふりかかるマイナスのひとつです。

悪人顔になる

よく人の悪口を言っている人の顔を見てみましょう。

悪口を言うときは嫌なことを言っているという意識があるので、自然に顔の表情も嫌な表情になりますね。

楽しそうに悪口を言う人もいるかもしれませんが、それは悪口というよりも軽口をたたいていることが多いでしょう。

悪口が多い人は常に嫌な表情を続けていることになり、その表情が定着していわゆる悪人顔になってしまいます。

悪役が多い役者が悪人顔になるのと同じですね。

これは女性にとっては致命的なデメリットではないでしょうか。

まとめ

悪口のメリット・デメリットはいかがでしたか。

結論としては悪口を言うことにはメリットがなく、デメリットだらけと言うことになります。

これがわかっただけでも悪口は言わないようにしようという気持ちになれますね。

コメントを残す