建て前は悪口にどう影響しているのか:悪口は本音・学校で建て前を教えている・建て前の強制による悪口


日本の社会は建て前社会とも言われているとおり、本音と建て前を使い分けています。

一方で欧米社会では、はっきりと物を言うことや自分の考えをしっかり主張することが良いとされている社会です。

しかし、はっきりと物を言いますが、悪口に関しては自分ではどうしようもない容姿や年齢については直接言わないと言うことも徹底されています。

これに対して建て前社会の日本では、悪口にどのように影響しているのでしょうか。

建て前と悪口の関係について考えてみましょう。

建て前社会と悪口

建て前社会の日本では悪口は本音の部分として表現されます。

悪口は本音

日本の建て前社会では、建て前の部分では決して悪口は言いません。

たとえば職場で上司の話を聞いているときは、にこやかに同意しているように見えますが、いなくなった途端に悪口を言うことがあります。

上司がいるときは建て前で同意していますが、いなくなると本音が出てきて悪口を言うのです。

上司がいなくなってから言うので、それは悪口の中でも陰口となります。

日本ではほとんどの悪口が陰口となるのは、本人が目の前にいるときは建て前を通すからです。

本人の目の前で悪口を言う場合は、悪口を言う側が圧倒的に上の立場にある場合がほとんどです。

立場が対等、あるいは目上の人に対して直接悪口を言う場合は、よほど感情的に高ぶって我を忘れている状況だと考えられます。

つまり、日本では面と向かって悪口を言うことはほとんど無く、本音として陰口を叩くのが一般的なのです。

たとえば、表面上はにこやかで親切に見える人が、陰に回ると悪口を言い回っているというのは、建て前と本音の使い分けの典型的な例ですね。

うちの会社にもいましたよ。

そんな先輩(女)が。

私が入社したときは、会社のことや他の人のことをいろいろ教えてくれました。

最初は親切な人だなーって思ったけど、後々、その人が悪口を言いまわっていると知りました。

私のことも言っていました。ほんっとにくだらないことです。

建前はとっても良い人なのに、実は裏で人の悪口を言いまくっている人が… – Yahoo!知恵袋

学校で建て前を教えている

日本ではなぜ建て前が定着していて、建て前と本音の使い分けが普通に行われているのでしょうか。

学校でも建て前と本音を使い分けましょうとは教えていないはずですね。

しかし、学校が直接は教えていなくても、実は子供達は学校で建て前を強制されていると考えることができます。

建て前というのは言葉を換えると「きれいごと」と言うこともできます。

いま学校ではイジメが大きな問題となっていますが、これに対応するために学校がやっていることは「きれいごと」の押しつけです。

イジメをなくすために先生達は「みんな仲良くしましょう」「悪口を言ってはいけません」ということを強要しています。

学校側や先生達はそのつもりはないかもしれませんが、実は建て前を教えていることにつながっているのです。

建て前の強制による悪口

しかし、特に小学生は友達とケンカしたり、悪口を言ったりすることで自分と他の人は考え方や感じ方も違うことを学んでいきます。

また、悪口を言うことでストレスも発散しているので、建て前を強制されることで酷く抑圧されることになります。

そのはけ口としてSNSで悪口を言うことが広まってしまいます。

しかも普段抑圧されているので、匿名のSNSでは悪口はより過激になる上に、言われる側も普段は建て前しか見ていないので悪口になれていません。

そのため悪口を言われる側のショックも大きくなり、「ぶりっこ」と言われただけでも大きなショックを受けてしまいます。

普段から悪口を聞いていればそれほどショックではないことでも、過剰に反応してしまうのです。

結果として、建て前は悪口への耐性も弱くしています。

本来本音と建て前の使い分けは、親が次のような言葉で教えてきました。

「○○ちゃんはバカだ」といった言葉に対して

「○○ちゃんはバカだね。でも、それは家で言ってもいいけど外で言うと嫌われるからやめなさい」

と諭していましたが、今の親は「悪口を言ってはダメです」で終わってしまっています。

そのため悪口は悪いことだという建て前だけを押しつけられてしまうので、本音の使い方や悪口への耐性もなく育ってしまうのです。

まとめ

建て前と本音は親がきちんと教えていないと、使い分けのできない人が多くなります。

建て前をなくしてしまえばいいのかもしれませんが、本音だけの社会もそれなりのルールがあるので、日本に導入してもすぐには対応出来ないでしょう。

むしろきちんと本音と建て前の使い分けができるような教育をした方が、イジメや誹謗中傷を減らす役に立つのかもしれませんね。

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