悪口を言うと、どこにどんな影響があるのでしょうか。
もちろん悪口を言われた人は嫌な気分になりますが、悪口の影響はそれだけではありません。
悪口を言った人や、悪口を聞いた人にも影響があります。
今回は悪口の影響について「悪口を言われた人」「悪口を言った人」「悪口を聞いた人」の3つの視点から考えてみましょう。
悪口を言われた人への影響
悪口を言われた人にとって、悪口はどんな影響を及ぼすのかを考えてみましょう。
気分が悪くなる
悪口を言われた人は当然のことながら気分を害します。
これは自分が悪口を言われたときのことを想像すればすぐに分かります。
悪口の内容が、本当のことなのか嘘なのかはそれほど意味はありません。
どちらであっても気分が悪くなるのは同じなのです。
むしろ嘘よりも本当のことを言われた方が、気分の悪さは強いかもしれませんね。
自分が普段気にしていることや、コンプレックスを抱いていることを悪口として指摘されるのは最悪の気分でしょう。
ショックを受ける
悪口を言うことは人間関係を壊すことにつながります。
悪口を言われることで裏切られたと感じるからです。
自分が友達だと思っていた人や信用していた人に悪口を言われて、ショックを受けた経験がある人もいるのではないでしょうか。
これが批判と呼べるような内容であれば意味は違ってきます。
批判は相手の良いところも踏まえた上での忠告、と捉えることができるからです。
しかし、単なる悪口にはそんな配慮のかけらもないので、言われた方のショックは大きいものです。
悪口を言った人への影響
悪口は言われた方だけではなく、言った方にも影響があります。
本人に嫌われる
当然と言えば当然ですが、悪口を言えば悪口を言った本人に嫌われます。
たとえ直接本人に言わずに悪口を言ったとしても、悪口を聞いた人が本人に伝えることでいつかはバレてしまうことを覚悟しなければいけません。
バレないつもりで悪口を言っても、バレたときには相手から嫌われて反対に悪口を言われるリスクがあると考えましょう。
周囲の人が離れていく
悪口ばかり言っていると悪口の対象者だけでなく、悪口を聞いている周囲の人からも距離を置かれるようになります。
特に人格を否定するような悪口を聞いた人は、自分がいないところで自分の悪口を言っているかもしれないと考えます。
そこで悪口を言う人から距離を置きますが、反対に残る人がいるのも事実です。
なぜ離れない人がいるのかというと、離れた途端に自分の悪口を言われてしまうという恐怖を持つからです。
悪口を言う人のそばにいる人は、言われて困るようなやましいことがある人や、自分も悪口を言うことが好きな人になります。
悪口を言う人から離れる人、一緒にいる人にはっきり分かれてしまうのも悪口の影響と言えるでしょう。
たとえば仲間内で誰かの悪口を言ったとして。
聞いていた人Aさんに「この人は悪口を言う人」とおもわれ、
最悪、聞いていた人が当人Bに告げたら敵は確実に一人できます。=Bさんが敵になる。
ストレスがたまる
悪口を言う人はストレスが発散していると考えるかもしれませんが、実はストレスホルモンが発生しているというのが事実のようです。
自分で言った悪口も自分の耳から入ることで、他人から悪口を言われたのと同じ効果が発生します。
それが原因でストレス発散どころか、むしろストレスがたまってしまうという影響もあります。
悪口を聞いた人への影響
最後に悪口を聞いた人にはどのような影響があるのでしょうか。
悪口を言った人に付き従う人と離れる人が出てくる
悪口を言った人への影響で説明したとおり、悪口を聞いた人は二分されてしまいます。
その悪口の内容によって、悪口を言った方に同調する人と、悪口を言われた人に同情する人に分かれるからです。
どちらの人数が多いかは悪口の内容やそれまでどちらが信頼されていたかによって違うでしょう。
人は信じたいことしか信じないという言葉があるように、それまで築いてきた人間関係によってどちらを信じるかが決まります。
残念ながら悪口を言った方が一方的に嫌われるほど人間関係は単純ではないのです。
「敵の敵は味方」という考え方で、積極的ではないにしても悪口を言った人に付く人も少なからずいます。
ただし、人がいくら悪口を言っても自分の考えで判断する人がいることが救いですね。
このように悪口は、悪口を聞いた人たちの人間関係をより複雑にするという影響もあります。
そんなことないです。
人から聞いたことでも自分がそのように思わなければ
自分の持っている印象を信じますよ。
まとめ
悪口の影響は悪口を言われた人だけにはとどまりません。
悪口を言った人や、周囲でそれを聞いていた人も含めると、悪口の影響は大きいと言えるでしょう。
さらにその場だけではなく、又聞きで悪口を聞いた人への影響も考えると、人間関係に広範囲な影響があります。
それほど真剣に考えずに言った一言が、大きく影響することもあります。
悪口を言うのであれば感情的な悪口ではなく、批判という言葉に当てはまるような内容で、直接相手に伝えましょう。
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