普通は悪口を言われてうれしい人はいません。
しかし、世の中には自分の悪口を言われてうれしいと思う人がいます。
痛みを快感に感じてしまうような変態に近い人なのでしょうか。
しかし、よく考えてみると、悪口をうれしく思うのなら悪口を言われてもストレスを感じることはありません。
むしろストレス解消になるかもしれません。
そう考えると悪口を言われてうれしく感じられたらいいのではないかとも思えてきます。
今回は悪口を言われてうれしく感じてしまうことについて考えてみましょう。
悪口を言われるとうれしいと思う人の心理
悪口を言われても嬉しいと感じる心理にはどのようなものがあるのでしょうか。
本人にとっては悪口ではなかった
悪口を言われてうれしいのは、悪口を言った方は悪意があっても、言われた本人にとっては悪口ではなくほめ言葉に聞こえたというケースが考えられます。
たとえば一般的には「デブ」「ふとっちょ」などは完全に悪口になります。
しかし、言われた本人が太っていることが好きならほめ言葉になりますね。
少し極端な例でしたが、悪口は言われた側によって同じ言葉でも違う意味に解釈されることもあるのです。
悪口を言った人が言われたら嫌な言葉を知れてうれしい
悪口を言う人は相手にショックを与えてやろうとして悪口を言います。
このとき無意識のうちに自分が言われたら嫌な言葉を選んでいます。
人はどうしても自分の経験や考え方から相手が嫌がる言葉を選んでしまうのです。
言い換えると、人は自分が言われたら嫌だと思う言葉で悪口を言います。
つまり、悪口としていった言葉は、自分に対して言われたら嫌な言葉でもあります。
このことを知っていると、悪口を言われても「こいつはこの言葉を言われると嫌なんだな」と考えることで、相手の弱点を見つけてうれしいという感情になるかもしれません。
悪口を言われたらうれしく思う人がいるとすれば、この仕組みを理解して楽しんでいる人でしょう。
自分が話題になることがうれしい
人付き合いが苦手でコミュニケーションを取るのが下手な人であれば、たとえ悪口であっても自分のことが話題になるだけでうれしくなる可能性はあります。
なぜかというと、人間にとって一番つらいのは周囲から無視されることだからです。
ですから悪口を言われることは、自分を意識されていることが分かるのでうれしくなるのです。
職場のハラスメント(いじめ)の中には、周囲から隔離して情報を遮断するといういじめもあります。
こんな状況を経験したことがある人なら、悪口を言われることをうれしく感じるかもしれませんね。
また、悪口を言った人に好意を抱いているのであれば、まったく無視されるよりはうれしさを感じるケースも考えられます。
悪い噂でも良い噂でも、噂になることでしか自分の存在意義を見いだせないのかな。
有名人になったような錯覚を覚えるのかな。
どちらかでしょうね。
まとめ
今回は自分の悪口を言われてうれしく感じる心理について考えてみました。
結論としては悪口であっても受け止め方次第では、うれしさを感じることもあるということです。
悪口を言われてうれしいと思うことは、究極のポジティブ思考ではないでしょうか。
ここまではいかなくても、悪口を言われたショックを和らげるために、考え方を変えてみるのもいいかもしれませんね。
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