直接自分の悪口を言われた場合は、どうしても感情的になりがちです。
しかし、感情と感情のぶつかり合いになってしまうと収拾が付かなくなることもあります。
こんなときこそ冷静に対処しましょう。
距離を置く
悪口を聞かされる場合もそうですが、直接悪口を言ってくる人とは、物理的に距離を取るのが最も簡単な対処法です。
相手が悪口を言う理由は様々なことが考えられますが、それをはっきりさせたところで相手が悪口をやめるかどうかは別問題です。
いくら説得したり誤解を解こうとしたりしても、悪口を言うことを完全にやめさせる方法はありません。
むしろムキになってますます悪口を言ってくるかもしれません。
それよりは距離をおくほうが、手っ取り早く相手の攻撃を避けることができます。
原因を探って誤解を解く
もしかすると悪口を言っている人は、自分の過去の言動が原因となって言葉で攻撃をしているのかもしれません。
思い当たることがあるならば、その原因を探ってみるのも1つの方法です。
原因となるようなことがはっきりしたら、相手と直接話してみましょう。
それが誤解に基づくものであれば、解決の糸口になるかもしれません。
たとえ、誤解ではなく感情のもつれなどであれば、深入りせずに距離を取ればいいだけです。
言い返してみる
悪口を言ってきた人が親しい友人などで、今後も付き合うことになるのであれば、言われっぱなしでイライラを募らせるよりも、言い返してみることも必要です。
長い付き合いのある関係であれば、言いたいことを言ってすっきりした方がうまくいくこともあります。
流せるようだったら流すのが1番ですが、我慢の限界なら言い返してみるのもありですよ!
いつも言い返さないのにって、びびられるかもしれないですし
的確なダメ出しをするのが必勝法です
悪口は自分が言われたくないことを言うと考える
悪口を言って攻撃してくる人が使う言葉は、実は自分が言われたくない言葉だという説があります。
たしかに、悪口を攻撃と考えるような人であれば、相手に言われる前に自分が言われて嫌な言葉を先に言うかもしれませんね。
そうすると相手が言った悪口を「こいつが言われたら嫌な言葉なんだな」と考えてみると、悪口を言われてもむしろ楽しく感じてしまいます。
そう考えることが出来れば、悪口に反論したり、言い返したりすることは自分が言われて嫌なことを相手に知らせるような気になって言いたくなくなります。
反対に悪口を言われたら、相手の弱点を教えてもらったと考えると、腹も立たなくなります。
余裕を持ってその場を立ち去ることが出来ますね。
無関心を貫く
直接悪口を言ってくるような人は、物事を勝ち負けで判断する負けず嫌いな人が多いようです。
だから悪口の言い合いになったとしても、負けたくないという気持ちが強いので、どんなに言い返したり正論を言ったりしても自分から引き下がることはありません。
つまり、いつまでも悪口の応酬が続くことになります。
そこで先ほどの「悪口は自分が言われて困ること」という説を思い出して、冷静さを装ってどんな悪口を言われても自分のことではなく相手のことだと思い込みましょう。
表面的には無関心を貫くのです。
そうすると悪口を言っても何の反応を示さない相手に対して、自分だけ悪口を言い続けているのは疲れますし、勝手に「勝った」と思って引き下がってくれます。
自分が悪口を言う立場だったとして相手が何の関心も示さず無表情でいたらきっと不気味に思ったり、言っても無駄だと思ったりするはずですね。
何の役にも立たない悪口に対してはそれくらいでちょうどいいのです。
感情を手放すことを身につける
悪口を言われて反論したり言い返したりするのは、悪口によって感情が生じているからです。
主に怒りや悔しいという感情が原因で、悪口を言い返すのが一般的です。
感情を抑えるというのは難しいことのように感じている人は多いかもしれませんが、実はそれほど難しいことではありません。
怒りをコントロールする「アンガーマネージメント」では怒りという感情は6秒我慢すれば消えると言われています。
怒りを感じたらゆっくり6秒数えてみましょう、怒りが和らいでいるはずです。
また、怒りという感情は心の中にありますが、自分自身と一体化しているのではなく、ペンを持っているのと同じで手放すことが出来るという考え方もあります。
まずは感情が自分の中にあることを認めて、手放すことが出来るかを自問自答してみましょう。
出来ないと感じても手放せると思うまで続けてみるのです。
こうして考えることで冷静になることも出来、感情も時間とともに薄れていくはずです。
こうした方法で冷静になれば、悪口を言い返すことの愚かさも思い出せますよ。
面と向かってあなたに言ってきたのなら、学生なら「え?マジ?」だけ言って、あとはスルー。
社会人なら「そうですか」とだけ言って、あとはスルー。
陰で言われてるのなら、聞かなくて良いです。
まともな人は悪口言ってる人のことを良くは思ってないですから。
大人なので口に出しませんけどね。
まとめ
悪口はまともに相手をしていても、ろくなことにはなりません。
直接悪口を言われてしまうとどうしても感情的になりがちですが、感情を抑えたり悪口の無意味さを思い出したりしてやり過ごしましょう。
悪口を言う人の相手をするよりも、もっと重要なことがあるのですから。
コメントを残す