ほとんどの人は人の悪口を言った経験があると思います。
しかし、中には人の悪口を言っているのを聞いたことがないという人がいます。
人間は弱い面もあるので、人を妬んだり、うらやんだりという心理から悪口を言ってしまうのが普通です。
むしろ悪口を言うほうが人間的で良いと考える人もいるでしょう。
それではまったく人の悪口を言わない人は、どのように評価されるのでしょうか。
いい人と言うよりも聖人君子に近い人でしょうか。
それとも何の感情も持たない機械のような人でしょうか。
あなたはどちらだと考えますか?
今回は人の悪口を言ったことがない人について考察してみましょう。
悪口を言わない人がいい人のケース
まったく悪口を言わない人がいい人の場合、どんな人が考えられるでしょうか。
・何でも受け止められる広い心を持っている人
・自分に自信を持っていて他人をうらやむことがない人
・育ちが良くて人を悪く思うことを知らない人
・他人の良いところを見ようとする人
・人間には悪い部分があると言うこと認識して達観している人
他にもあるかもしれませんが、一般的には育ちが良く包容力がある人というイメージが強いのではないでしょうか。
それこそ聖人君子に近いので、現実的には自分の近くにでは見たことがないという人が多いでしょう。
もうひとつ要素があるとすれば、経済的に余裕があるというのもひとつのポイントです。
どうしてもお金がなくて、その日の暮らしにも困っている人には心の余裕がありません。
とても上記のような包容力や他人を受け入れる気持ちは生まれてこないのが普通です。
また、日本では少ないかもしれませんが、宗教的に他人を許す信条を持っている人も人の悪口は言わないでしょう。
よって、悪口を言わない人は、その逆かと。
・心が強い人。
・心が清らかな人。
・自分を客観的に見られる人。
・自分に自信がある人。
・自分が絶対に悪くないという自信がある人。
・育ちが良い人。
悪口を言わない人に問題があるケース
悪口は言わない方がいいですが、まったく人の悪口を言わない人の中には、問題があることもありますね。
たとえば次のようなケースです。
・他人にまったく興味がない
・他人は自分よりも下だと見下しているので、悪口の対象にもならない
・他人との交流がないので悪口を言う材料すらない
上記のケースをまとめると、コミュニケーションに問題があると言えるでしょう。
悪口ばかり言う人も問題ですが、コミュニケーションに問題があってまったく悪口すら言わない人も困りものですね。
悪口と言っても愚痴に近い悪口を適度に言っている人の方が、まだ人間味があって親近感がわくのではないでしょうか。
悪口もコミュニケーションのひとつと考えれば、意思の疎通ができない人に比べればよほど人間らしい気がします。
また上記以外でも悪口を口にしないだけで、心の中では悪意を持っているという人もいます。
いわゆる表裏のある性格で、表面的には悪口も言わないとてもいい人ですが、特定の人に対しては悪意を向けるタイプです。
「悪口を言わないからすばらしい人柄」とは限らないということも、身をもって体験しています。
そういう人は確かに友人の中にいましたが、見事に私は陥れられました(長くなるので端折りますが・・)。
しかし、周りの人は「あの子は悪口も言わない良い子だよ。
あんたの勘違いだよ」と言われて1人で何度も泣きました。
まとめ
悪口を言わない人には、両極端な2つのパターンがあるようですね。
いい人のパターンは、ほとんど聖人君子に近いイメージがあります。
反対に悪い人のパターンでは性格破綻や二重人格を彷彿とさせられます。
結局はバランス良く悪口を言ってみたり、ほめてみたりという関係が、コミュニケーションとしてはうまくいっているのではないでしょうか。
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